子どもが「図書館で借りた本」が、雨でびしょ濡れに! 乾かせばそのまま「返却」して問題ない? 弁償は必要なの? 対応方法を解説
もしも図書館で借りた本がびしょぬれになったら、どうすればよいのでしょうか。ドライヤーなどで乾かして返せばよいのか、それとも弁償しなければならないのか、疑問に思う人もいるのではないでしょうか。 本記事では、図書館で借りた本をぬらせてしまったときにやってはいけないこと、正しい対応方法、弁償しなければならないケースなどを解説します。 ▼エアコンを「10時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 電気代を抑える方法も紹介
本がぬれたときにやってはいけないこと
まず、本がぬれたときにやってはいけないことを紹介します。 ■ドライヤーなどで乾かす 「ぬれたのであれば乾かせば良いのでは?」と思う人もいるかもしれません。 しかし、ぬれた本を単純に乾かすと、紙が波打った状態で乾燥して本がゴワゴワになってしまいます。さらに、ページ同士がひっついたり、紙が破れやすくなったりする弊害も……ゴワゴワになるとそれ以上修復ができなくなるため、ドライヤーなどで乾かしてはいけません。 ■黙って返却する 「黙って返せばよいのでは?」と思う人は、あまりいないと思いますが、当然だめですよね。図書館の本は公共財産ですから、大切に使う心を忘れてはいけません。
本がぬれたときの正しい対応方法
それでは、本がぬれたときにはどうすればよいのでしょうか? 正しい対応方法を説明します。 ■図書館に連絡する 図書館が開いている時間であれば、図書館に電話して相談するか、直ちにぬれた本を図書館へ持っていきましょう。図書館には、ぬれた本をある程度修復できる機器が設置されていることもあるからです。 ■応急処置をする 図書館が閉まっている時間であれば、取りあえず応急処置をしておきましょう。ぬれたページに1枚1枚コピー用紙などの白紙を挟んで、最後に重しを上に載せて乾燥させます。 ぬれ方がひどいときは、途中で白紙の交換が必要になることもあります。この方法であれば、ゴワゴワにならずに乾燥できます。応急処置でできるだけ乾燥したうえで、図書館の開館時間になったら、すぐに持っていくことを忘れずに。