携帯電話料金30GBプランまとめ:「家族割」などの縛りを見直す(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天対応)
円安や世界的なインフレの影響を受け、さまざまなモノやサービスが値上りした昨今。長期休暇の年末年始期間を使って、固定費を見直しておきたい。 【全画像をみる】携帯電話料金30GBプランまとめ:「家族割」などの縛りを見直す(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天対応) 家族がいる場合、固定費の中でも節約効果が大きいのが「携帯電話料金の見直し」だ。光熱費などとは異なり、スマホを持っている人の分だけ料金が発生するからだ。 とはいえ、家族で同じ会社のサービスを契約すると料金が割り引かれる「家族割引施策」の活用は、慎重な検討が必要になる。別の会社のサービスに乗り換えづらくなる「呪縛」になりかねない。 そこで今回は、家族割引などを適用しなくても十分安く、その上で30GB以上のデータ通信が可能な携帯4社の料金プランを紹介する。
シンプルな料金プランで「値下げラッシュ」が起きた2024年
家族割引は、家族で同じ会社のサービスを契約すると割引を受けられる一方、家族の中の誰かが他社サービスに乗り換えてしまうと他の人の割引額も減少してしまう。 そのため、家族の同意なしで他社サービスに乗り換えづらいという人も意外と多いはず。 だが現在は、家族割引を適用しなくてもお得に利用できるシンプルな料金プランが増えている。 しかも2024年は、そうした料金プランで実質的な値下げラッシュが起きており、非常にお得感が高まっているのだ。 それを主導したのがNTTドコモ。2024年10月1日よりオンライン専用プラン「ahamo」を、料金据え置きで月間データ通信量を+10GBの30GBに増量した。 ahamoは、データ通信の使い放題は必要ないものの、そこそこデータ通信を利用する人に向けた「中容量」と呼ばれる領域の料金プランを主導する役割を果たしてきた。競合他社もahamoを基準に中容量の料金プランを設計してきた経緯がある。 そのahamoが通信量を突然10GBも増やしたことが競合に与えた影響は大きく、各社が相次いでahamo対抗プランを打ち出したことにより、中容量プランの実質値下げが進んだ形だ。
佐野正弘