【MLB】佐々木朗希が正式にポスティング公示 争奪戦スタート プロスペクト・ランキングでは1位に登場
日本時間12月10日、千葉ロッテマリーンズはメジャー移籍を希望している佐々木朗希のポスティング申請が完了したことを発表した。日本球界からのポスティングでは交渉期間が45日間と定められており、米公式サイト「MLB.com」によると、佐々木は日本時間1月24日午前7時までにメジャー球団と契約を結ぶ必要がある。なお、「MLB.com」では佐々木が正式にポスティング公示されたことを受け、インターナショナル・プロスペクト・ランキングを更新。佐々木は2024年と2025年の両方で1位となった。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ いよいよスタートする佐々木争奪戦だが、現在23歳の佐々木はいわゆる「25歳ルール」の制限を受けるため、45日間の交渉期間のなかで自由に契約できるわけではない。25歳未満の国際移籍選手が契約できる期間は、毎年1月15日から12月15日までと定められており、佐々木には今年12月15日までに契約する、または来年1月15日以降に契約するという2つの選択肢がある。関係者によると、佐々木は来年1月15日まで待ち、交渉期間が終了する日本時間1月24日午前7時までにどこかの球団と契約するつもりのようだ。 佐々木争奪戦については、ドジャースとパドレスの2球団が最有力候補に挙げられている。パドレスのマイク・シルト監督はウィンター・ミーティングの場で「我々は非常に有力な候補だと思う」とコメント。アジア市場との強いつながりを強調し、佐々木獲得に自信を見せた。この2球団以外ではマリナーズのジェリー・ディポート編成本部長が「獲得に向けて全力を尽くす」と強い意欲を示している。 なお、佐々木が正式にポスティング公示されたことを受けて「MLB.com」ではインターナショナル・プロスペクト・ランキングが更新され、佐々木は2024年と2025年の両方で1位となった。メジャーリーグで使われる「20-80」スケールの評価では、速球とスプリッターに平均を大きく上回る「70」の評価が与えられており、コントロールが「60」、スライダーも「55」と平均以上。総合でも「65」という高評価になっており、エース級の才能を持つ逸材として大きな注目を集めている。果たして佐々木は夢を叶える移籍先としてどの球団を選ぶのだろうか。