若者のトレンド消費、勝負は「3か月以内」が5割超! 流行が廃れるまでの寿命【Pontaリサーチ調べ】
ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティ マーケティングは、「若者のトレンド意識」に関する調査結果を発表した。TOKYO FM「馬渕・渡辺の#ビジトピ」(毎週日曜6:00~6:30放送)との共同調査で、15~29歳のPontaリサーチ会員1,605人が回答している。
若者はやはり消費に速度感? およそ半数が「トレンドに遅れを感じたことがある」と回答
まず「トレンド誕生から衰退まで、どれくらいの期間がかかると感じるか」と聞くと、「2~3か月」30.0%が最多で、「1か月」21.0%が続いた。さらに短期間の「1週間以内」5.7%を合わせると、「3か月以内に古さを感じる」とした人が56.7%と過半数を占めた。性年代別で見ると、女性15~24歳では63.7%が「3か月以内」と回答し、もっとも期間が短い。
「トレンドの移り変わりの早さについてどう感じるか」を聞くと、「非常に早い」20.2%、「やや早い」36.1%となり、過半数が早いと感じている。ここでも女性15~24歳は「早い」と感じる割合が6割を超え他より速度感が高い。 「自分自身がトレンドに遅れていると感じた経験があるか」では、「よくある」16.3%、「たまにある」33.1%で49.4%。これも女性の15~24歳がもっとも高かった。
さらに「トレンドを追うことにストレスを感じるか」を聞いたが、「非常に感じる」7.7%、「やや感じる」11.4%で計2割を切っており、トレンドに遅れを感じてもストレスまで感じるという層は少なかった。
「新しいトレンドを知るきっかけ」については、「ソーシャルメディア」64.2%が最多。「友人や知人」20.5%がそれに続く。「テレビやラジオ」「ニュースサイト」などは2割未満だ。具体的なソーシャルメディアでは「Instagram」28.0%、「X」25.2%が上位だが、男性は「X」30.1%、女性は「Instagram」38.7%と性別で差が出た。
馬渕磨理子氏(経済アナリスト)は、主要ソーシャルメディアが海外企業の運営であることに対し「経済安全保障の観点に鑑みると、危機的状況ではないか」と指摘。渡辺広明氏(消費経済アナリスト)はトレンドが廃れるまでの期間が「3か月以内」が多いことに対し「趣味嗜好が多様化し、さらに移り気になっていることを実感する数字」「知らない商品が多くなっているのもやむを得ないのかもしれない」と指摘している。
調査概要
・【調査対象】国内在住15~29歳の「Pontaリサーチ」会員 ・【調査方法】インターネット調査 ・【調査時期】2024年11月1日~6日 ・【有効回答数】1,605人