中古取引詐欺を防止…韓国・郵便小包の中身、写真で事前に確認
【05月30日 KOREA WAVE】韓国科学技術情報通信省の郵政事業本部は29日、小包の写真サービスをソウル首都圏、慶尚南道(キョンサンナムド)圏、忠清(チュンチョン)圏の主要郵便局134局で開始すると明らかにした。郵便局から発送した小包の内容物を受取人が写真であらかじめ確認できるシステムの導入で、最近頻発している中古品取引詐欺が大幅に減るとみられる。 受取人はポストトーク(郵便局アプリ)やカカオトーク、ネイバートークトークで写真・URLが含まれたメッセージを受け取る。アプリがない場合、SMSで受付案内とともに写真イメージを確認できるインターネット郵便局のアドレスが送信される。小包1個に写真1枚だけ伝送でき、利用手数料は1000ウォン(約110円)だ。 差出人がサービスを使う際、写真撮影された品物を直接包装する。この過程を郵便局職員が確認するので、受取人は写真で確認した品物を安全に配送してもらうことになる。 ただし、郵便局では差出人が撮影を要請した品物の外観だけ撮影して受取人に伝送するため▽故障しているかどうかなど性能や品質▽内容物の構成や数量――など郵便局が確認していない事項に対しては保証したり責任を負ったりしない。 インターネット郵便局に加入、ログインした客に対し、氏名と電話番号が一致する郵便物情報が自動的に照会される。そのため差出人と受取人の両方が写真イメージを配送情報とともに照会できる。この他にもリアルタイム配送照会、受取人配達場所変更など多様なサービスを簡単に利用できる。 このサービスは24日から今年末までテスト運用され、成果分析を通じて全面施行される。 チョ・ヘグン郵政事業本部長は「最近、中古品取引詐欺の被害が増加しており、安全な非対面中古取引に対する社会的関心が高い。郵便局小包を通じて中古品のやり取りをする顧客が今後も郵便局を信じて利用できるよう最善を尽くす」と話した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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