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・パスタの茹で汁に高価なオリーブオイルを入れないで パスタ同士を実際にくっつかないようにするには、「数カップの油を使う必要があり、散財することになります」と話すセイシャスさん。常識外れなだけでなく、本当にやる価値がない。それよりも、仕上げに最高級のオリーブオイルをパスタに振りかけるほうがいいと思わない？ 　 ・オイルはお湯の吹きこぼれを防ぐけれど、それでも…… インターネット上では、パスタを茹でる鍋の内側を油が染みたペーパータオルでコーティングする動画がある。これをする唯一の理由は、お湯の吹きこぼれを防ぐため。それよりも、適量の水を鍋に入れるのがよさそう。 「パスタを茹でる際、水を入れすぎる人がよくいます」とセイシャスさんは話す。水の量が適切であれば、「湯が沸くまでの時間が短縮されるうえ、ソースに混ぜるのに適した、より濃厚ででんぷん状の少し塩気のある汁が残ります」パスタの茹で汁から目を離さず、ときどきかき混ぜよう。それに、パスタを茹でる水は急速に沸かす必要はない。弱火で十分。 手短にまとめると、パスタを茹でるときに鍋に油を入れるメリットは基本的にはない。問題を起こす可能性すらあるし、食材の無駄遣いにしかならなさそう。

translation : Mutsumi Matsunobu　cooperation : Yumi Kawamura　photo : Getty Images