【エリザベス女王杯見どころ】古馬相手でも能力上位のレガレイラに期待
果敢に牡馬に挑戦した春のクラシックの2戦でも、上がり最速をマークと鋭い末脚を駆使したレガレイラが、ホープフルS以来のGIを奪取する。出走を予定している主な有力馬は次の通り。 【写真】レガレイラのこれまでの軌跡 ■11/10(日) エリザベス女王杯(3歳上・牝・GI・京都芝2200m) 春は3歳クラシック戦線に挑戦。勝てはしなかったものの皐月賞、日本ダービーともに最速の上がりをマークして牡馬相手に大健闘だったレガレイラ(牝3、美浦・木村哲也厩舎)。その皐月賞で肉薄したのが菊花賞を制したアーバンシックだった。前走のローズSは苦しい位置取りになったが、やはりここでも豪快な末脚を披露。敗れはしたものの、復帰戦としては上々の滑り出しだった。京都コースは初めてだが、脚質的に外回りの2200mはうってつけの舞台で好勝負は必至だ。鞍上はC.ルメール騎手。 近走の結果が案外な良血サリエラ(牝5、美浦・国枝栄厩舎)だが、3走前は天皇賞(春)を制したテーオーロイヤルにクビ差の2着と好走。昨年のエリザベス女王杯では6着とはいえ、上がり最速タイをマークしているように決め手は十分。嵌まれば一発があっていい。鞍上はR.ムーア騎手。 その他、昨年3歳の身でこのレースに挑んで、9着だったとはいえ差は僅かだったシンリョクカ(牝4、美浦・竹内正洋厩舎)、昨年のエリザベス女王杯勝ち馬に前走で接戦したシンティレーション(牝5、美浦・池上昌和厩舎)、安定感抜群のホールネス(牝4、栗東・藤原英昭厩舎)、一昨年の秋華賞馬スタニングローズ(牝5、栗東・高野友和厩舎)、昨年の3歳牝馬三冠とエリザベス女王杯で常に健闘していたハーパー(牝4、栗東・友道康夫厩舎)が上位を窺う。発走は15時40分。