光岡自動車、販売特約店を募集 空白エリアの福島・和歌山・沖縄など11道県対象に
光岡自動車(大野貢社長、富山市)は10日、同社の取扱店がない地域を対象に販売特約店を募集すると発表した。同社の販売網は現在、直営で13拠点、特約店は16拠点となっているが11道県に空白エリアが残る。これを早期に補完することで、新規顧客の開拓やアフターサービスの充実につなげる狙いだ。 今回募集するのは北海道の道北・道東と、岩手、福島、新潟、静岡、和歌山、高知、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄の各県。同社は2021年に自社ブランド車の年間の受注台数が23年ぶりに1千台を上回るなど、人気が高まっている。顧客からも近くに拠点の開設を求める声もあり、販売網の拡大を決めた。 同社は現在、創業55周年の記念車「M55コンセプト」の25年の発売を目指して準備を進めている。今後も個性あるモデルを生み出し、ミツオカ車の普及に取り組む考えだ。