【陸上】女子やり投・世界選手権代表の佐藤友佳が現役引退 東京世界陸上目指すも「気持ちの面で折り合いつかず」
1月10日、女子やり投の佐藤友佳(ニコニコのり)が自身のSNSを更新し、現役を退く事を発表した。 日本選手権は12回入賞 佐藤友佳の経歴をチェック 佐藤は広島県出身の32歳。中学時代は四種競技で全中7位と結果を残すと、高校は大阪の 東大阪大敬愛高に越境進学した。高校では砲丸投、やり投の投てき種目にシフトし、高校2年からインターハイで2種目入賞。3年時にはやり投で日本一、砲丸投で2位に輝いている。 やり投に専念した東大阪大時代では日本インカレの2連覇を含め4年連続入賞。一時期ケガに苦しんだ時期もあったものの、19年には自身初の60m台となる62m88をスロー。日本選手権2位に入り、同年のドーハ世界選手権に日本代表として出場した。 翌20年には自身初の日本選手権優勝を果たしたほか、日本選手権で12回の入賞を重ね、昨年も全日本実業団選手権で3位に入っており、長く日本の女子やり投の第一線で活躍してきた。 佐藤はSNSで「今年は東京世界陸上が行われることもあり競技を続けたいと言う気持ちがありましたが、怪我や気持ちの面で折り合いが合わずこのタイミングとなってしまいました」と、シーズン前の引退表明となった経緯を明かし、「私に関わってくれた全ての人のおかげで一生懸命にただひたすら競技生活を送ることができました、本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを綴った。 引退試合などは予定しておらず、「新たなステージでも自分らしく全力で楽しんでいきたいと思います!」と締めくくっている。
月陸編集部