【プレビュー】カップ戦温存の久保建英、キレを取り戻すか。首位バルセロナはベティスと対戦 | ラ・リーガ
2024-25シーズンのラ・リーガ第16節が日本時間7日~10日に開催。 ベティスvsバルセロナ ハンジ・フリック監督率いるチームはセビージャに乗り込み、安定感のないレアル・ベティスと対戦する。バルセロナは現在、ラ・リーガで首位に立ち、2位のレアル・マドリードに勝ち点4差をつけている。一方、レアル・ベティスは10位に沈んでいる。 マヌエル・ペジェグリーニ監督率いるチームは今シーズン、ゴールネットを揺らすことに問題を抱えており、リーグ戦15試合で16得点しか挙げていない。サン・アンドレウに3-1で勝利し、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)3回戦進出を決めた緑と白のチームだが、リーグ戦ではバレンシアとレアル・ソシエダに敗れている。昨シーズンのリーガ・エスパニョーラを7位で終えたロス・ベルデロンズは、今シーズン、再びヨーロッパの舞台に挑戦することを期待されているが、2024-25シーズンの開幕から数ヶ月は、一貫性を保つのに苦労している。 対してバルセロナは火曜日、ハフィーニャやフェラン・トーレスらのゴールで5-1とマジョルカを撃破。カタルーニャのチームは、ホームでラス・パルマスに2-1で敗れたショックからこの試合に臨んだが、今週の初めには見事に立ち直り、現在リーグ戦16試合で勝ち点を37に伸ばしている。 今シーズンのラ・リーガで最もアウェイでの成績が良く、10試合で勝ち点22を獲得しているフリックのチームは、2024-25シーズンのリーグ戦7試合で、自軍サポーターの前ではわずか1敗しかしていないレアル・ベティスに向かうことになる。 バルセロナはレアル・ベティスに対して全コンペティションで6連勝中であり、2008年3月にエスタディオ・ベニート・ビジャマリンで対戦して以来、カタルーニャ勢が敗れたことはない。 ジローナvsレアル・マドリード レアル・マドリードはアスレティック・ビルバオでの惜敗から立ち直るべく、土曜日の夜にエスタディ・モンティリビでジローナと対戦する。水曜日の夜、ロス・ブランコスはアスレティックに2-1で敗れ、この結果、順位表では首位バルセロナから勝ち点4差の2位となった。ジローナは8位につけている。 2023-24シーズンのジローナは、リーガ・エスパニョーラで3位に入り、2024-25シーズンのチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。今シーズンは間違いなく調子を落としていたが、ミチェル監督率いるチームは最近調子を取り戻し、リーグ戦ここ4試合で3勝1分けの勝ち点10を獲得。しかし、ここ3試合は全コンペティションで勝利がなく、その過程で2敗を喫している。 レアル・マドリードは水曜日、アスレティックに2-1で敗れ、カルロ・アンチェロッティ率いるチームはキリアン・エンバペがまたもPKを外し、フランス人監督は試合後、SNSでチームの今季2度目のリーグ戦敗北に関与したことを謝罪した。ロス・ブランコスは15試合で勝ち点33を獲得し、2位につけているが、首位バルセロナとの勝ち点差は4。レアル・マドリードはここ7試合で4敗を喫しており、土曜日にはジローナとのアウェーゲーム、そして来週にはチャンピオンズリーグでアタランタBCとの試合が控えているだけに、早く調子を取り戻したいところだ。 アンチェロッティ率いるレアル・マドリードは、今シーズンのコンペティションで問題を抱えているため、イタリア勢を倒すという大きなプレッシャーがかかるだろう。マドリードの強豪はチャンピオンズリーグの順位表でプレーオフ圏内をキープしているに過ぎず、もし彼らが次のラウンドに進出しなければ、史上最大級のショックとなるだろう。 レガネスvsレアル・ソシエダ レガネスは昨シーズン、トップリーグに昇格して以来、苦しいスタートを切っている。今週末、ブタルケでレアル・ソシエダと対戦するが、疲労が蓄積している可能性がありそうだ。 開幕から15試合でわずか3勝しか挙げていないレガネスは、今シーズンのスタートダッシュに不満を抱いているかもしれないが、パフォーマンスは向上しており、ボルハ・ヒメネスが2部リーグで優勝した先進的なサッカースタイルを貫くことで、正しい方向に向かっている。 レアル・ソシエダはミッドウィーク、92分にブレイス・メンデスが決めた決勝点のおかげで、延長戦の末に下位リーグのコンケンセを1点差で破り、大番狂わせを乗り切った。イマノル・アグアシル監督のプレッシャーの下、激しいプレッシングで知られるバスクの強豪にとって、この30分の延長戦は歓迎されるものではないだろう。 それでも、キレのある動きを見せている久保建英は温存中。コンディションを整え、リーグ戦に戻ってくるはずだ。右サイドでアンタッチャブルな存在となっている日本人ウイングの働きに期待したい。