早大、明大を下し2季連続48度目優勝 来年ドラフト候補の伊藤樹が3安打完封【東京六大学野球】
◇12日 東京六大学野球秋季リーグ優勝決定戦 早大4―0明大(神宮) 2010年秋以来、14年ぶりリーグ史上13度目となった優勝決定戦は、早大が明大を下し、2季連続48度目の優勝を飾った。両校はともに勝ち点4の8勝3敗2分けで並んでいた。 早大は2回、印出太一捕手(4年・中京大中京)、前田健伸内野手(3年・大阪桐蔭)の連打などで1死二、三塁のチャンスをつくると、中村敢晴内野手(4年・筑陽学園)の左前適時打で先制。さらに5回には楽天ドラフト5位指名で、「3番・右翼」で出場の吉納翼外野手(4年・東邦)の二塁打と2四球で1死満塁のチャンスをつくり、小沢周平内野手(3年・健大高崎)の左中間2点適時打、石郷岡大成外野手(3年・早実)の左前適時打などで一挙3点を奪い突き放した。 今秋のドラフト指名選手では明大は楽天1位の宗山塁内野手(4年・広陵)が「3番・遊撃」で出場して、3打数無安打。日本ハム3位の浅利太門投手(4年・興国)は8回に5番手で登板して無安打、2三振。早大は日本ハム5位の山県秀内野手(4年・早大学院)が「2番・遊撃」で出場して4打数無安打、吉納は5打数2安打、1盗塁だった。来年ドラフト候補の早大・伊藤樹投手(3年・仙台育英)が、3安打完封の快投で優勝に導いた。 早大は東京六大学の代表として明治神宮大会に出場し、23日の準々決勝で名城大(北陸・東海三連盟)と環太平洋大(中国・四国三連盟)の勝者と対戦する。
中日スポーツ