古道から歴史を紐解く!江戸時代に造られた名古屋の「飯田街道」を巡る旅
住民からの要望で公園内に残された街道
古道を辿り、昭和区にある川原(かわはら)神社を過ぎたところで荻窪さんが… (道マニア・荻窪圭さん) 「この道をしばらく行くと、道路や公園を造るために、『飯田街道』の道筋がなくなることになった。でも、地元の人から残してほしいという要望があり、公園の中に街道の道筋を残した」 昭和22年、戦災復興の一環として配置が決定された川名(かわな)公園。整備に伴い一度は廃止された「飯田街道」でしたが、道を残したい地域住民の要望もあり、30回以上もの意見交換会が実施されました。 その結果、平成31年、公園は「飯田街道」の姿を残しつつ完成。公園の案内看板にも「旧飯田街道」と記されています。住民の思いが形となり、多くの人の憩いの場となっています。 (道マニア・荻窪圭さん) 「古い地図でもカーブしているこの道が、そのまま残っている。ここまで綺麗に残しているのは初めて見た」 2人はさらにその先へ。 (道マニア・荻窪圭さん) 「八事を越えると、『音聞山(おとききやま)』と呼ばれた山越えのルートが待っている。その山は、町が一望できるほど絶景で有名だった」 その後、「飯田街道」は山間部を通り、行き着く先は長野県の「塩尻」。この地名は、運ばれる塩の終点を表しています。 10月22日(火)午後11時56分放送 CBCテレビ「道との遭遇」より
CBCテレビ