ハーレーダビッドソンX350カスタム事例×2台:オフを楽しめるダート仕様/サーキット&ワインディング向け仕様
TIGER MOBILEカスタム:サーキットやワインディングを気軽に楽しめ、街乗りもできる
タイガーモービル(岐阜市)の代表・小森さんは、ディーラーのメカニックを経て、20年以上ハーレーをメインに整備やカスタムをしている。また高校などの交通教育にも積極的に取り組んでいる。 X350が発表された時、「今までのハーレーにない可能性を見つけられるバイク」だと感じた。サーキットやワインディングを気軽に楽しむことができ、気軽に街乗りもできるハーレー。若い世代も注目してくれるのではと思い、車両を購入した。 実際に鈴鹿サーキットなどの走行会で走らせてみて、カスタムすべき箇所を見つけてみるものの、とにかく専用パーツが販売されていない。そこで兄弟車とも言えるベネリのパーツや汎用パーツを手に入れ取り付けてみるものの、ボルトオンというわけにはいかず苦労することに。 またサーキットには向かない部分も多く出てきて、改善することが一番の課題になった。おもにライディングポジションをスポーツ走行向けにカスタム。オフロード用のパーツなども使いトライ&エラーを繰り返し、まだ進化の過程ではあるが納得のできるレベルまで作り上げた。 ◆小森さん自身がサーキットやワインディングを楽しむためにおもにライディングポジションの改善と足まわりのグレードアップをしている。ツーリングにも頻繁に出かけるようになり、グリップヒーター/ETC/USB電源などの実用装備も追加してる。 ◆サスペンションはこれから改善していきたいポイント。ステップはヤマハYZF-R3用を加工して装着。サイレンサーはベネリ用だが、エキゾーストパイプも含めて加工されている。 ◆サーキット走行のためにスライダーを追加。シュラウド内にキジマのナノウインカー。前後ブレーキキャリパーはノーマルが軽量なので交換しなかった。 ◆チタンボルトを使い足まわりを軽量化。フェンダーレス化とリアにもナノウインカーを装着。プルバックしたライザーをオフロード用のストレートに交換。ハンドルはハリケーンのスワロータイプZ900RS用。
────────── ●文/写真:宮下豊史(H-D高崎) 増井貴光(TIGER MOBILE) ※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
ウィズハーレー編集部