トランプ氏が所有するゴルフ場が全英オープン開催コースに復帰!? 開催されるか否かは大統領選の結果次第?
共和党全国大会直前に起こったトランプ氏の暗殺未遂事件。大統領選に向けたタイミングで、先日の討論会に続きトランプ氏への注目が高まるなか、トランプ氏所有のゴルフコース「トランプ・ターンベリー」が27年に全英オープンのローテーションコースに復帰するのでは? という話が上がっている。 全英オープン最終日の様子
トランプの差別発言で、開催コースのローテーションから外された
同コースは1977年から2009年までの間に4回の全英オープンを開催し、特に77年の大会では、ジャック・ニクラスとトム・ワトソンによる熱戦が“真昼の決闘"と称され、今に語り継がれている。 14年にトランプ氏が同コースを買収したが、その後のトランプ氏による差別発言がきっかけとなり、ローテーションコースから外されることになった。 その真昼の決闘から半世紀、同コースはローテーション復帰に向け、かねてからR&Aに働きかけていたが、現在のところ27年の開催コースは正式に発表されていない(25年はロイヤルポートラッシュGC、26年はロイヤルバークデールGCで開催が決定)。 「私たちは投資を続けており、改造を行い、より良いコースになっている」とニック・オールドハム支配人がゴルフビジネス誌に語るように、コースそのものに問題はない。 先頃米ゴルフダイジェスト誌が発表した世界のゴルフ場ランキングでもターンベリーは8位にランクしており、今年開催のロイヤルトゥルーンGC(28位)やロイヤルバークデールGC(19位)より上なのだ。 問題はトランプ氏である。 R&Aでは「(トランプ氏よりも)試合そのものや選手、コースに注目が集まることが確信できるまで、ターンベリーでは開催しない」と21年に発表している。 自身のコースでメジャーを開催することがトランプ氏の悲願だが、その言動が災いして、一度は決まっていた22年の全米プロはじめ、米ツアーからもトランプ氏のコースは締め出されている。 あるいはトランプ氏が大統領に返り咲いた場合は……そんなにうまくいかない? ※週刊ゴルフダイジェスト2024年8月6日号「バック9」より
週刊ゴルフダイジェスト