「お前って淫乱なのか?」いじめ加害者に交際している彼女を”生贄”として差し出した、最悪な彼氏が言い放った「最低すぎる一言」
サッカー部OBも犯行に加担
シングルマザーの松永真由美さん(仮名・43歳)のひとり娘和香さん(仮名・19歳)には幼馴染のように育ち、中学2年生の時から交際していたS君という彼氏がいた。 【マンガ】「一緒にお風呂入ろ」母の再婚相手から性的虐待を受けた女性の「罪悪感」 和香さんとS君は、別々の高校へ進学した後も付き合いを続けていたが、高校入学後間もなくS君は部活の先輩からいじめに遭うようになって部活を辞める。 周囲から陰口を叩かれるようになり、卑屈で暗い性格になっていくS君とそれでも変わらずに付き合っていた和香さんだったが、いじめグループに目をつけられてしまう。 「もういじめない」ことを交換条件にされたS君は、和香さんをデートに誘い出すと、いじめグループの少年たちに生贄として差し出してしまったという。 前編記事『「いじめじめられたくなければ、お前の彼女を差し出せ」…いじめ加害者の卑劣な要求に、彼氏が下した「最悪の決断」』よりつづきます。 母親の松永さんが語る。 「娘が待ち合わせの場所に行くとS君は大きなワゴン車に乗っていて、『従兄弟が乗せて行ってくれるって!』と娘に声をかけました。言われるままに娘が乗り込むと、車内にはS君と運転手以外に3人の少年が乗っていました。運転していたのも、S君の従兄弟ではなく、サッカー部のOBだったそうです」 そのまま車は山道に向かい、人気のない空き地のような場所で停車させると、3人の少年が車内で和香さんに襲い掛かったという。 「S君と運転手は見張り役として外に出されていたということでした。残った3人が入れ替わりに娘に性加害を加えたのです」 和香さんは、彼氏であるS君にも許していなかった純潔を無残な形で奪われてしまう。 「娘は犯人に何をされたのかという細かい部分は『頭の中が真っ白になって、よく覚えていない』と言いました。一方でS君が加担していたことは理解していて、被害にあいながら『何で? どうして?』と頭の中で繰り返していたそうです」
サンダルの靴底についた血痕
拷問のような行為が終わると、3人の少年と入れ替わるように運転手とS君が戻り、和香さんを含めた3人だけが乗った状態で車は走り出したという。 「S君は車内では娘と目を合わせようともせず、無言のままだったそうですが、彼に代わって運転手がいきさつを娘に説明したそうです。それで初めて、娘は生贄にされたことを知りました。 混乱した娘が車から降りようとして暴れ出すと、ようやくS君が口を開き『そのままの格好で帰ったら家の人心配するじゃん』と言って、S君の自宅に連れて行かれたということでした」 和香さんはS君宅で血だらけになっていた身体と下着を洗うと、無言のまま背中を向けているS君には構わず、薄汚れてしわくちゃになったワンピース姿で自宅に戻ってきたという。 「本人はきっと何事もなかったかのように取り繕ったつもりだったようですが、髪の毛はボサボサだし、唇の端も切れていて、腕には痣がありました」 (絶対に何かがあった…) そんな松永さんの疑惑が確信に変わったのは、和香さんが逃げるように自室に入ってしまった後のことだった。和香さんが脱いだサンダルの靴底に血痕がいくつも付いていたのである。 松永さんは和香さんに問い質した。