広島が拙攻連発 2度の満塁機を逸す 六回は1死満塁から坂倉、末包が凡退でスタンドからはため息
「広島-ヤクルト」(25日、マツダスタジアム) 逆転CS進出を目指す広島が最下位・ヤクルトに苦戦。六回までで2度の満塁機を逸するなど拙攻が続いた。 【写真】新井監督の表情は険しくなる一方 周りの選手、コーチも雰囲気がどんより 先発・九里が初回にオスナに適時打を浴びて1点の先制を許した。その後、二回に打線は坂倉、菊池、石原の安打で2死満塁の好機を迎えるも、投手・九里が空振り三振で得点を挙げることができなかった。 その後、九里は5回3安打1失点で降板。六回は相手先発・高橋奎に対し、先頭・秋山が左前打で出塁し、次打者・矢野のところで、計3度にわたってエンドランを敢行した。カウント2-2からの3度目のエンドランで矢野は外角球に対応し、遊撃へのゴロは二塁ベースカバーに入っていた遊撃手・長岡の脇を抜けていく中前打となって、無死一、三塁に好機が拡大した。 その後、1死満塁となり、逆転への機運が高まったものの、坂倉が遊飛に打ち取られ、次打者・末包は高めの変化球にバットが出ず、見逃し三振に倒れてスタンドはため息に包まれた。 広島は首位として迎えた9月に大失速。試合前の時点で同月は4勝16敗で厳しい戦いを強いられている。