【ホープフルS・厩舎直送】無敗クロワデュノールが見据えるクラシックロード 「まだまだ良くなると思います」
[GⅠホープフルステークス=2024年12月28日(土曜)2歳、中山競馬場・芝内2000メートル] 北村友×斉藤崇厩舎。このコンビで真っ先に思い浮かべるのは、GⅠ4勝をマークした名牝クロノジェネシスだろう。あの夢の続きをもう一度――。同じ赤十字タスキの勝負服をまとい、クロワデュノール(牡)が暮れの中山で無傷のGⅠタイトル戴冠を目指す。 「前回よりは全然良かったですね。動きも全然違いました。最近はトモの入りがいいなと思いますよ」 間宮助手が上昇カーブを実感したのは、18日の1週前追い切りだ。栗東ウッドで5ハロン67・9―11・4秒。一杯に追われて僚馬に1馬身先着した。前走の東スポ杯2歳Sは5か月の休み明け、かつ大幅な馬体重増。逃げ粘るサトノシャイニングとの激しい叩き合いを制したが、決して完璧なコンディションとは言えなかった。使っての良化は顕著であり、前走時に完調手前でも勝ち切れたという事実が、ポテンシャルの高さを証明する。 「今回は体が絞れると思いますし、490キロくらいになりそうです(前回は504キロ)。まだまだ良くなると思いますよ」とさらなる飛躍に願いを込めた同助手。見据えているのはもちろん、来年のクラシックロードだ。
東スポ競馬編集部