【アメフト】Xリーグアンバサダーに姫子さんが就任!魅力広めるために新たな挑戦
国内アメリカンフットボールの最高峰「Xリーグ」初のアンバサダーに、モデルの姫子さんが就任した。姫子さんは、家族にとどまらず親戚もがアメフト関係者という“アメフト一族”で育った、生粋のアメフト好きだ。彼女はどんな思いでアンバサダーを務めるのか。そして、その先に見据えるビジョンを聞いた。【文・写真:北川直樹】
家族で唯一アメフトを“仕事”に
「お話をいただいた時は本当に驚きましたが、それ以上に嬉しかったです。家族で私だけがアメフトを“仕事”にできるなんて、本当に夢のようです」と語る姫子さん。今回のアンバサダー就任は、両親をはじめとした家族や親戚が心から喜んでくれたという。アンバサダーに就任してまだ数週間、活動は始まったばかりだが、彼女はすでにXリーグをはじめとした日本のアメフト界を盛り上げる心意気で満ちている。 ことのきっかけは、きょうだいとアメフトのボールでキャッチボールする様子をSNSに上げて“バズった”ことだ。この評判を聞きつけた、伯父で伝説的な名QB松岡秀樹さん(日大、レナウンでライスボウル優勝。19年に殿堂入り)が、所属するシニアアメフトチーム「U-59ers」の練習に誘った。ここで関係者と話すうちに、とんとん拍子に話は進んだ。そして、それから3週間あまりでアンバサダー就任が正式に決まった。 「ずっと好きだったアメフトに携われるのは、本当に幸せですね。Xリーグの観戦を通じて、アメフトをもっと多くの人に知ってもらいたいです」と語る姫子さん。彼女にとってアンバサダーとしての活動は、この思いを実現するための第一歩だ。
幼少期からアメフトが生活の一部
姫子さんは、2人の兄と1人の弟を持つ4人きょうだいの3番目。兄2人は横浜南陵高校を経て中央大で活躍した。次男の修平さんは、現在ペンタオーシャンパイレーツのQB、弟の大聖さんは、中央大のWRとして活躍している。父の輝茂さんは日大で活躍したのちに、学生援護会ロックブルの創設に携わったメンバーで、明治安田パイレーツのヘッドコーチも務めた。幼少の頃から、当たり前にアメフトがある環境で育った。 「父が土日にグラウンドで過ごす姿を見て育ちました。私が小さかった頃、父がコーチをしていたチームの選手たちに遊んでもらった記憶があります。腕にぶら下がったり、ボールで遊んだり、本当に楽しかったです。兄の試合があるときも、家族で応援に行きましたね」 姫子さんが幼少期の思い出を語る。家族みんながフットボールに関わっている環境で育ったので、自然と自分もアメフトが大好きになったという。 幼い頃から、兄と公園でキャッチボールもした。伯父の別荘に遊びに行くと、庭で秀樹さんの投げるボールを追った。「これは今もそうなんです。ついこの前も、きょうだいで近所の公園に遊びに行って。この年になっても、うちは全員で公園を走り回って遊ぶんですよ」。姫子さんが笑う。