日本の「木」の文化を家具を通して世界へ【ミラノデザインウィーク】
新作「Nami armchair」は、ネーミングの通り、背もたれから座面にかけてひと続きにつながる波のような造形が特徴。脚部が片持ちタイプの椅子は強度面から、1920年代末に開発されたスチールパイプを曲げて作られるのが一般的だ。そこを、金属ではなく、国産材の可能性に挑戦してきたタイムアンドスタイルでは、成型合板を使うことで強度としなやかさを持たせることに成功した。 3つ合わせて750平方メートルのショールームには日本からも多くの視察者が訪れ、日本の家具ブランドが海外にショールームを設け、発信することの意義について考えることもあった。 タイムアンドスタイル https://www.timeandstyle.com/ BY KANAE HASEGAWA