「米金融界の重鎮」が警鐘…市場関係者に衝撃を与えた「センセーショナルな発言」の中身!そして日本を待ち受ける「ヤバすぎる経済リスク」
トランプ再選後の世界経済はどうなるか。様々な観測が飛び交うが、世界の金融トップたちは極めて悲観的な見方を示している。ただのポジショントークなのか、それとも、経済破綻は近いのか―。 【マンガ】バイデンよ、ただで済むと思うな…プーチン「最後の逆襲」が始まった
歴史上最大の危機到来
「第三次世界大戦はすでに始まっている。人類はこれから、歴史上最大のリスクに直面することになるでしょう。私たちは制御不能な紛争が経済にもたらす影響について、皆さんにショックを与えるようなシナリオも作成しています。それは、できれば口にしたくないような厳しい内容です」 ドナルド・トランプの再選が決まる直前の10月24日、ワシントンDCで開催された「国際金融協会」の年次総会で、ある投資機関のトップが繰り出した発言が金融界に波紋を広げている。 ジェイミー・ダイモン。世界屈指の金融大手・JPモルガンで約20年にわたりCEOの座に君臨し続ける、金融界の重鎮である。米TIME誌の「世界で最も影響力のある100人」に過去4度選出されたほどで、その言動は常に世界の投資家・政治家からの注目を集めている。 そのダイモン氏が、トランプ大統領誕生後の世界経済について「ソフトランディングなのか、ハードランディングなのか。そんなことを考えるよりも、まずは最悪のシナリオを想定しておかなければならない」と悲観的に語ったのだ。 「この発言は即座にマーケット関係者の間に広がりましたが、内容がセンセーショナルすぎたため、真剣に受け止める必要はないという反応もありました。 しかし私の知るダイモンは、時代の変化を敏感に感じ取る優れた嗅覚の持ち主なので、突拍子もないことを言ったとは思えません」 こう話すのは、RPテック株式会社代表で国際金融評論家の倉都康行氏。倉都氏はかつてJPモルガンに勤務しており、そのときの上司がダイモン氏だったという。 「時代が大きく変化しているなかで、トランプ大統領が誕生すれば世界経済はますます混乱すると認識し、ダイモンは危機感を募らせているのでしょう。銀行の経営者として、そして金融界のインフルエンサーとして、『これからの経済予測には、極めて危険なシナリオも織り込まなければならない』と、市場関係者に警告しておきたかったのだと思います」 トランプ大統領誕生後の経済はどう推移するのか。ダイモン氏の超悲観シナリオについて見る前に、まずは基本を押さえておきたい。
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