「ペットが羨ましく感じる」…韓国にオープンした「超ぜいたく」なペット専用ホテル (3)
【08月29日 KOREA WAVE】キノックは設計段階から「ペットの視点」に合わせて作られた。 ホテルに入るとまず目に入るのは「広々とした空間」と「木の色合い」だ。 実際、ホテルはペットテリア(ペット+インテリア)を取り入れ、客室、ロビー、休憩スペースなどにペットの目線に合わせた低い家具を設置し、木の色合い(ウッドトーン)を使用して全体的に温かみのある雰囲気を醸し出している。 客室のタイプは全部で5種類。キノックデラックスA・B、プレミア、シグネチャー、スイートから成り、基本客室であるデラックスの面積は45.6平方メートル、最も広いスイートの面積は92.5平方メートルとかなり広々としている。 すべての客室を見渡すと、細部にまでこだわった設計に感動させられる。テレビが設置された壁面には椅子が掛けられている。ペットが客室内を走り回るときに邪魔にならないように、テレビ棚の代わりに「ディスプレイユニット」が設置されている。 ソファはペットが窓辺に座って外の景色を眺められるように窓際に配置されている。また、ソファに登りやすいようにスライドが設置されている。階段はペットが登る際に膝蓋骨に負担をかけるとされているため、ベッドも高さを低くしている。 さらに驚かされるのは浴室だ。ペット専用の洗い場とシャワー室が別にあり、抜け毛が排水溝に詰まらないように排水管は従来の2倍の太さで作られている。 また、すべての照明には、光の波長に敏感なペットのためにフリッカーフリーLEDが使用されており、各所にリードを掛けるためのフックや、音の代わりに光で知らせる呼び鈴が取り付けられている。 さらに、客室のタイプによっては、特別な設備も用意されている。シグネチャー客室にはペットと飼い主が一緒に水遊びできる「浴槽」があり、スイートには殺菌乾燥機能を備えた「ペット用ドライルーム」が設置されている。 エレベーターのボタン上には、エレベーターの内部を映し出す画面が設置されている。他の宿泊客のペットが突然飛び出してくるなどの事故を防ぐためだ。 キノックは韓国政府から規制サンドボックス特例の適用を受け、今後3年間、カフェやレストランでペットと一緒に食事を楽しむことができる。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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