0才児ベビーの11月の様子&お世話ポイントを月齢別に解説
3月生まれ赤ちゃん(生後8カ月)
ママやパパへの愛情が増して、人見知りがピークに。これは、身近な人との信頼関係がしっかり築けている証拠です。見知らぬ人を泣いて怖がる場合、無理に抱かせたり、なじませようとしないで、おおらかに見守ってあげましょう。慣れない場所を嫌がる「場所見知り」をする子もいます。 そろそろ生活リズムを整え、基本的な生活習慣を身につけるようにしましょう。はいはいを始めたら、安全に遊べるスペースを作り、いま一度家中の安全チェックをぬかりなく。 離乳食は、上あごと舌で食べ物をつぶして食べられるように練習していきます。一度に口に入れる量が多すぎたり、次から次へと口へ運ぶと、丸飲みしてしまいがち。赤ちゃんがモグモグしているか観察しながら、ちょうどいい量をゆっくり口に運びましょう。食べ方が早いときは、「モグモグね」と、ママやパパがモグモグして見せて。赤ちゃんの食が進まないときは、ごく少量の塩やみそ、しょうゆを使って味に変化をつけてみて。 下の前歯に続いて上の前歯が生えてきたら、歯磨きの習慣をつけ始めましょう。自分でやりたそうなら、ベビー用歯ブラシを持たせてみます。そのあと、ママやパパが仕上げ用歯ブラシで磨きます。1日1回、なるべく寝る前に磨き、磨いたあとは湯冷ましや麦茶を飲ませます。むし歯予防のためにも、夜中の授乳は卒業していきましょう。
4月生まれ赤ちゃん(生後7カ月)
これまでは、目についたものに手を伸ばし、5本の指全体でわしづかみにしていましたが、指先が器用になり、指を熊手型にして引き寄せてつかめるようになっていきます。 生後7か月ごろになると、離乳食も1日2回が定着し、生活リズムも規則正しく整ってきます。朝起きたら着替えて顔をふく、外から帰ったら手と顔をふく、夜寝る前にパジャマに着替えるなど、基本的な生活習慣も身につけるようにしていきましょう。 また、おすわりが上手になると、体全体を使った遊びが楽しめるようになります。ママやパパがひざを立てて座り、赤ちゃんをひざに座らせてすねの上を足の甲に向かって「滑り台」、ママやパパと赤ちゃんが向かい合って座り、手をつないで前後に倒れる「ぎっこんばったん」などもおすすめです。おすわりの姿勢でバランスをとる能力も身につきます。 ウイルス感染症にもかかりやすい時期です。赤ちゃんが熱を出すとママやパパはあわててしまいますが、熱の高さよりも全身の様子をよくみましょう。熱があっても食欲があり、機嫌がいいような場合は、まず様子をみても大丈夫。夜なら朝まで待って受診しましょう。反対に熱が低くても機嫌が悪い、食欲がない、水分がとれないなどの場合はすぐに受診しましょう。