「話しを聞いているだけでもワクワクする球団」 ソフトバンク吉田賢吾、現役ドラフトで日本ハムに移籍 同学年の水谷瞬も同じルートで大ブレーク「その流れに乗れたら」
出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させるための「現役ドラフト」が9日、非公開で開催され、ソフトバンクの吉田賢吾捕手(23)が日本ハムに移籍することが決まった。 ■2024年現役ドラフトの全結果【一覧】 ソフトバンクからの現役ドラフト移籍組は新天地での活躍が続いている。 吉田は桐蔭横浜大からドラフト6位で23年に入団。広角で力強い打撃が魅力で1年目は1試合に出場。2年目の今季はウエスタン・リーグで一塁などを守り、打率3割3厘、3本塁打、33打点と打撃でアピール。1軍では10試合出場で打率1割9分2厘、2打点の成績だった。 みずほペイペイドームで取材に応じた吉田は「すごく急だったので、気持ちの整理はあまりついていない。こういうきっかけは大事だと思うのでチャンスだと思っています」と話した。 同学年の水谷は昨オフの現役ドラフトで日本ハムに移籍し、大ブレークを果たした。「うらやましいじゃないですけど、一緒にやっていた選手がああいう風に活躍した。環境の変化は大きいんだなと思った。すごいチャンスだなと思います。2年連続現役ドラフトで出た選手が活躍していて、その流れに乗れたらなと個人的には思っている。先日、水谷と渡邉陸の結婚式で会っていろんな話しもした。話しを聞いているだけでもワクワクするような球団だと思う。そこは少し楽しみではありますけど、楽しむだけじゃない。そこでどう結果を出すかがこの世界大事だと思うので、そこはチャンスだと思ってやりたい」と語った。 2022年オフの第1回現役ドラフトでは大竹耕太郎が阪神に移籍。23年には12勝を挙げ、阪神の日本一に貢献すると、今季も11勝を挙げ、2年連続の2桁勝利をマークした。 23年オフの第2回現役ドラフトでは水谷瞬が日本ハムに移籍。ソフトバンクでは1軍出場がなかったが、24年に新天地で1軍デビューを飾ると、97試合に出場し、打率2割8分7厘、9本塁打、39打点の大活躍。交流戦MVPを獲得するなど大ブレークを果たした。 【#OTTO現役ドラフト情報】
西日本新聞社