「自分の車の鍵を渡すなんて…」代行サービスにびっくり! 北欧女子オーサがローカル旅で感じたカルチャーギャップ【書評】
ありがちな外国人が驚くカルチャーギャップばかりではなく、オーサさんならではの視点で読む人におもしろさと発見を与えてくれる本作。特に日本人女性に対して視点を向けていることが多く、日本人女性への愛を感じることができる。一方男性に対しては厳しい視点も多く、男女平等の先進国であるスウェーデン人らしさが感じられるのもおもしろい。
都道府県ごとの県民性を切り口にしたテレビ番組が人気となるように、日本人はふるさとが好きな人が多い。それは日本人が自覚する以上に、外国人から見ると明らかなのかもしれない。ローカル旅をして感じた日本人の強い印象の1つが「ふるさとが大好き」ということ。オーサさんがローカル旅で感じた他の特徴とは? 日本人にも気づきがいっぱいのエピローグは必見!
憧れの日本に住み、東京での生活でも北欧との違いをたくさん発見してきたオーサさんが、ローカル旅を通じてもっとディープなカルチャーギャップや感動を描いている本作。人との繋がりがあってのローカル旅は、その地でしかできない体験で溢れており、体験したからこそ得られたエピソードがオーサさんらしい言葉と絵で描かれることで、狭いと思っていても知らない日本がまだまだあると気づかされる。本作を手にローカル旅に出てみませんか? 文=ネゴト/ Ato Hiromi