ＪＲＡ騎手の角田大河が自動車で函館競馬場コース内に侵入 芝を損傷させ騎乗停止処分に エルムＳのベルダーイメルなど土日全１４鞍で乗り代わり
ＪＲＡは２日、角田大河騎手（２１）＝栗東・石橋＝が１日の午後８時３０分ごろ、函館競馬場の馬場内に自らが運転する自動車で侵入し、芝コースを損傷させた事実が判明したと発表した。同日同時刻ごろには、函館市内で開港１６５周年記念となる「函館港まつり」の第６９回道新花火大会が開催されていた。 【写真】芝コースにくっきり残るタイヤ痕 神聖なターフを傷つける愚行の跡 このことはＪＲＡ騎手として重大な非行があったものと認められるため、日本中央競馬会競馬施行規程の第１４８条第４項に基づき、今後は裁定委員会の議定があるまで騎乗停止処分になる。今週末に騎乗予定だった土曜札幌の７鞍、日曜札幌の７鞍は全て乗り代わりとなった。日曜メインのＧ３・エルムＳでは、ベルダーイメル（牡７歳、栗東・本田）とコンビを組む予定だった。 角田河は２２年に栗東・石橋厩舎からデビュー。同年、ＪＲＡで３６勝を挙げ、新人騎手特別賞を獲得した。翌２３年も同３６勝をマークし、毎日杯（シーズンリッチ）で重賞初制覇を達成。今年もここまでで１８勝を挙げ、ＪＲＡ通算９０勝と節目の１００勝まであと１０勝としていた。昨年５月にはスマートフォンの不適切使用によって、３０日間の騎乗停止処分を受けていた。
