原口元気が憧れた男は「ダントツで…」、今まで一番だと思っていた自身の前に現れた「ライバル」
サッカー・J1浦和レッズの原口元気選手が、読売新聞ポッドキャスト「ピッチサイド 日本サッカーここだけの話」に出演。サッカーとの出会いや同世代のライバルたちについて、レッズ時代に一緒に戦った番組MCの槙野智章さんと語った。 【写真】W杯で原口元気が決めた先制ゴール「狙い通りの形」
憧れは「ミスター・レッズ」
原口選手の父親がサッカーと出会うきっかけ。サッカー好きの父親とボールを一緒に蹴っていたという。幼稚園の時にサッカースクールに入り、地元・浦和レッズの試合にも足を運んだ。
原口少年が憧れた選手は?
「ダントツ、福田(正博)さん。見に行く試合はやっぱ浦和の試合だったから、福田、岡野、ギド(ブッフバルト)とか」
福田正博さんは、浦和レッズの前身、三菱重工業サッカー部時代からの生え抜き選手で、1995年にはJリーグ得点王にも輝いている。
「(福田さんは)象徴。ミスター・レッズ。点を取るのは福田さんだったし、ヒーローだよね」
槙野さんも同じような経験を振り返る。
「小学生の時って、選手と話したり、写真撮ったりってすごい覚えてる」
「当時のサンフレッチェ広島で森保一選手(現・日本代表監督)にサッカーを教えてもらって写真を撮ってもらった。そういう子どもの頃の経験って大きいよね」
小学生サッカーで日本一
原口選手は小学校の頃、地元の「江南南サッカー少年団」(埼玉県熊谷市)に所属。2003年には全日本少年サッカー大会で優勝した。
「間違いなく、才能はあると思っていた」
「小学4年の時にも全国大会にレギュラーとして出ていたけど、その大会でうちの監督が『今大会で一番うまいやつはお前じゃない。こいつだ』って言ったのが(2学年上の)清武(弘嗣)だった」。清武選手とはその後、A代表で一緒に戦うことになる。
小学生の頃からプロサッカー選手になれると思っていたか?
「疑ったことは一度もないかな。問題はどれだけ早くなるかみたいな」
宇佐美貴史というライバル
中学に上がると、浦和レッズのジュニアユースに所属した。1学年下のライバルが出現する。「西の宇佐美、東の原口」。ガンバ大阪ジュニアユースの宇佐美貴史選手(ガンバ大阪)。