【MLB】大谷翔平がプレーオフで登板する可能性 ロバーツ監督は完全には否定せず 「何事も起こり得る」
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「MLBネットワーク・ラジオ」に出演してインタビューを受け、そのなかで大谷翔平がプレーオフで登板する可能性について、可能な限り率直に答えた。ロバーツ監督は「私は常に余裕を残しておくべきだと考えているし、どんな可能性に対してもドアの隙間を残しておきたいと思っている。もし状況が整い、必要性が生じ、試合展開や大谷の身体の状態など、すべての条件が揃ったら、それは素晴らしいことだ。おとぎ話のようなことだけれどね」と語り、その可能性を完全に否定することはしなかった。 【動画】ドジャースの大谷翔平が自己最多の47号アーチを放つ ドジャースは先発・リリーフとも、投手陣に大きな不安を抱えている。大谷がプレーオフの投手陣に加わることになれば、それは大きな後押しとなることは間違いない。しかし、大谷がプレーオフでマウンドに立つ可能性は限りなく低いと思われる。ロバーツ監督は「可能性はあるかと聞かれたから、何事も起こり得ると答えただけだ。大谷がリハビリを終え、10月の試合でマウンドに立つ可能性は非常に低い。でも、可能性はゼロではない。私が言えるのはそれだけだよ」と語った。 マーク・プライアー投手コーチは「大谷のカレンダーは独特だから、正確なことはわからない。でも、これまでに消化したブルペンでの投球練習の回数をもとに推測すると、登板の可否の議論を開始するまでにまだ2~3週間はかかると思う。もちろん、それが早まる可能性はあるけれどね」とコメント。ロバーツ監督と同様、現時点では大谷がプレーオフで登板する可能性は低いと考えているようだ。 米公式サイト「MLB.com」でドジャースを担当するフアン・トリビオ記者は「プレーオフ期間中も大谷が現在と同じようにリハビリをこなせるかわからない」と言う。プレーオフの戦いでは多くのエネルギーを消費するため、身体にかかる負担の大きさや故障のリスクなどを考慮し、リハビリを中断する可能性があるというわけだ。もし大谷がリハビリを中断するのであれば、プレーオフで登板する可能性は完全に消滅するだろう。ロバーツ監督は「大谷が登板するには、そのコストと利益について、球団組織全体が足並みを揃え、全員が納得したうえで進めていくことが必要だ」とした。