発表迫るバロンドール ゴールドボールの「大きさ」や「価値」「歴史」にまつわるトリビアを紹介
前回の受賞者はメッシ
サッカーファンで知らない人はいないであろう最も名誉ある個人賞のバロンドールだが、トロフィー自体の情報や歴史について知っている人は少ないかもしれない。『MARCA』ではそんなゴールドボールにまつわるトリビアを紹介している。 バロンドールは、当時、『France Football』のディレクターだったガブリエル・アノ氏の情熱が形となり、1956年に創設された。2010年にはFIFA最優秀選手賞と統合されたあと、2016年をもってFIFAとのパートナーシップを解消し、同年より独自表彰が復活した。 また、驚くべきことに1995年まではヨーロッパでプレイするヨーロッパの選手のみが対象だったため、その時代に絶対的な選手として君臨していたペレ氏やディエゴ・マラドーナ氏は受賞したことがない。その後、世界中の選手に門戸が開かれ、サッカー界の頂点に立つ選手への栄誉となった。 バロンドールは黄金に輝くゴールドボール型のトロフィーで有名だが、銅と亜鉛の合金である2 枚の真鍮プレートを加工し、フランスフットボールのロゴがすでに刻印された純金が施され、トロフィーの優勝者の名前がマークされる。最後に、黄鉄鉱をベースとした台座に固定し完成となる。 トロフィーの大きさだが、高さが31cm、縦が23cmで幅が23cmある。トロフィーひとつの経済的価値は3,000ユーロ以上に昇る。ただ、真の価値はサッカー選手にとっては計り知れないものであるに違いない。 時代による変化を遂げながらも多くのスター選手が60 年以上にわたってこのトロフィーを受賞してきた。今回の受賞者が誰になるのか。サッカーファンは授賞式から目が離せないだろう。
構成/ザ・ワールド編集部