【雷神番外地】宇佐美正パトリックが細川一颯を2R KO。対抗戦は3勝3敗に
2024年12月31日(火)さいたまスーパーアリーナにて『RIZIN DECADE』が開催。昼夜興行の夜の部『RIZIN.49』の前に、13時から昼の部『雷神番外地』が行われた。 【写真】細川のヒザ蹴りに左を合わせる宇佐美 対抗戦の第1試合は、赤田プレイボイ功輝がダウン奪うも、JTTの五明宏人が有効打と組み際打撃でスプリット判定勝ち。第2試合は安井飛馬が黒薔薇くんをテイクダウンして判定勝ちで朝倉未来軍が2連勝。第3試合は朝久泰央がYURAからダウンを奪う判定勝ちで平本軍が1勝。第4試合では朝倉軍の冨澤大智が三浦孝太をヒザ蹴りでKO。第5試合は、平本軍の篠塚辰樹が野田蒼を1R KO。朝倉未来軍が3勝、平本蓮軍が2勝としている。 ▼第6試合 RIZINオープンフィンガーグローブキックボクシングルール 77.0kg 3分3R ×細川一颯(フリー)75.40kg [2R 2分59秒 KO]※3ノックダウン 〇宇佐美正パトリック(Battle-Box)76.90kg パトリックは極真空手、ボクシングを経て2021年9月の修斗でプロデビュー。2022年10月からRIZINに参戦し、佐々木信治にTKO勝利、ベイノアに失神KO勝ち。2023年4月、キム・ギョンピョに1R一本負け。9月にはキックボクシングルールで元K-1王者の安保瑠輝也から二度ダウンを奪われ判定負け。2024年6月には徳留一樹を1R右フックで沈め連敗脱出するも、9月には矢地祐介に完封された。12月のDEEPで元修斗ライト級王者西川大和に判定2-3で敗れ2連敗中。 細川は6歳から11歳まで極真空手を習い、全日本優勝。サッカーで特待生として高校進学をするも中退。2022年よりMMAを始め、2023年に全国の喧嘩自慢100人のトーナメント企画に出場、その頂点に立ちBreakingDown(以下BD)1,000万円の1年契約を結ぶ。2023年11月、9連勝で迎えたBDで才賀紀左衛門にKO勝利。2024年12月のBDフェザー級トーナメントではYURAに判定負けで初黒星を喫した。 1R、パトリックが右カーフで先制、細川も右ローを返す。じりじりと近付くパトリックが左右フックで細川にロープを背負わせるが、細川も右フックを一発返す。細川は胴廻し回転蹴りを繰り出すが空振り。回り込んでいく細川にじりじりと近寄るパトリック。 細川の飛びヒザにはパトリックが左フックを合わせる。細川は右のジャンプしてのハイキックを放つがパトリックはブロック。パトリックは前蹴りから左フック、パトリックの右ミドルには細川が右フックを合わせに行く。 2Rもじりじりと前に出るパトリック。細川は左三日月を蹴る。リングを大きく回り込む細川は左右に動いてロー、左ハイも放つ。ニヤリと笑うパトリック。左右ミドルを蹴る細川にパトリックは右フック。ロープを背負う細川にパトリックが飛び込んでの右ボディを打ち込むと、細川はロープに座るようにダウン。 再開すると前へ出るパトリックが首相撲からのヒザ蹴り。細川は蹴りを出して右へ大きく回り込んでいくが、パトリックが強烈な左ボディからヒザ、左右連打。さらにコーナーへ詰めると左右ボディの連打。細川は悶絶してダウンし、パトリックのKO勝ちとなった。 これで対抗戦は3勝3敗となり、勝敗は大将戦に持ち込まれた。 パトリックはマイクを持つと「対抗戦に選ばれてしっかり倒して、自分をアピールするというか勝って当たり前の試合やと思ったけれど、これだけ時間かかってまだまだだなと思ったし、これからまた頑張るので応援よろしくお願いします」と、満足していないと語った。