<咲き誇れ!センバツ広陵>選手紹介/5 /広島
◇俊足で流れを変える 田村夏芽右翼手(2年) 身長164センチと小柄だが、安定した打撃力で大柄な選手に負けないプレーを披露する。昨秋の中国地区大会4試合で打率5割をマークし、盗塁も記録。一塁から一気にホームに還る活躍も見せた。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち その後の明治神宮大会で不調だった悔しさもあり、我慢してボールを近くまで引きつける打撃練習を重ね、球を見極める力もついた。 中学1年の冬に走り込み、50メートル走のタイムを1秒以上短縮。「走るのが得意かも」と気づいた。家族とのサッカー観戦も好きで、日本代表MF三笘薫選手みたいに「流れを変えられる選手になりたい」と意気込む。 ◇長身生かし強気の投球 堀田昂佑投手(1年) 身長183センチ。高い位置から角度があるボールを投げ下ろす。昨秋の中国地区大会決勝では、決め球のチェンジアップを効果的に使い、1失点で完投した。自己採点は過去最高「80点」だった。 先発を告げられると「ホンマかな」と驚いたが、捕手の只石貫太主将(2年)と練った作戦と「緊張せんでいい」という高尾響投手(2年)の言葉に自信をもらい、強気の投球ができた。 今冬はフォームを安定させるため、下半身を鍛えることに力を入れてきた。数週間前からけがで投球を休んでいる今も、「焦らんでいい」という先輩の言葉に支えられている。 ……………………………………………………………………………………………………… センバツの話題は毎日新聞デジタル「特集センバツ高校野球2024」=QRコード=でもご覧ください。