プーチン氏、カールスバーグ資産の国有化を解除 大統領令に署名
[モスクワ 2日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は2日、ロシア国内で昨年国有化されたデンマークのビール大手カールスバーグの資産について、国家管理下から外す大統領令に署名した。 ロシア政府は2023年7月、カールスバーグが保有するロシアのバルティカ醸造所の株式を「一時的な管理」下に置いた。カールスバーグは「事業が盗まれた」と非難していた。 今後誰が資産の管理を引き継ぐかは明らかになっていない。 ロシア紙は2日、関係筋の話としてカールスバーグがロシア事業の売却について個人投資家と合意に達したと報じた。 関係筋によると、投資家の一人としてバルティカの社長であるタイムラズ・ボロエフ氏の名前が挙がっている。年内に取引が成立する見込みだという。