大谷翔平 3年連続MVPの基準 二刀流復活の来季どうなる
投打二刀流で3年連続4度目のMVP受賞は確実か――。米スポーツデータサイトのファングラフスはドジャースの大谷翔平投手(30)の投手に復帰する来季の成績を予測システム「Steamer」で予想した。投手としては24試合に先発して10勝7敗、防御率3・49、142回2/3を投げ、166奪三振だ。2度目の右ヒジ手術からの復帰、今月5日に左肩の関節唇修復手術を受けて、投球プログラムを中断したことを考えれば、2021年の23試合で130回1/3、23年の23試合で132回を上回る可能性は低そうだが…。 【写真】仲良く背比べをするフリーマンと大谷翔平 打者では150試合に出場して592打数166安打、打率2割8分、43本塁打、104打点、34盗塁で、2年連続で本塁打と打点の2冠王とした。 注目はMVP選出の基準とされるfWARだ。打者で5・6、投手は2・9で合わせて8・5。予想段階のナ・リーグトップは今季の新人王に輝いたパイレーツのポール・スキーンズ投手(22)の5・8、2位がパドレスのフェルナンド・タティス外野手(25)の5・7で、大谷がダントツだ。メジャー全体1位のオリオールズのガナー・ヘンダーソン内野手(23)の7・4をも上回る。 今季のMVP争いではDH専任で守備に就かないことを理由に、ニューヨークなどの東海岸メディアを中心に異論が上がったが、先発投手としてマウンドに上がる来季はそんな声はゼロだろう。 もちろん、予想に過ぎないが大谷が健康で1年を終えることができれば、MVPを受賞する可能性は高そうだ。4度目となればバリー・ボンズの7回に次いで単独2位。来季は二刀流で無双だ。
東スポWEB