ジョージア首都4日連続騒乱 EU加盟交渉中断に抗議のデモ
トビリシ、ジョージア、12月2日 (AP) ― ジョージアの首都トビリシでは12月2日未明、政府の欧州連合加盟交渉中断に抗議する数千人のデモ参加者らが議会建物を包囲し、警備の治安部隊と4日連続の衝突を繰り返した。 鎮圧に当たった治安部隊はデモ参加者らに放水、催涙弾を発射。デモ参加者はゴミ箱に火をつけ、警官隊に花火を投げつけた。 抗議運動は全土に拡大、黒海沿岸部のバトゥミでも警察とデモ隊の衝突が発生した。 ジョージアのコバヒゼ首相は11月28日、今後4年間は欧州連合(EU)加盟に向けた協議を中断することを明らかにした。 これに先立ち、欧州議会は、先月のジョージア議会選挙は自由でも公正でもなく、民主主義が後退し続けていることの新たな表れであり、その責任は与党「ジョージアの夢」にあると非難する決議を採択した。 EUは2023年12月、ジョージアにEUの勧告を満たすことを条件に加盟候補国の地位を与えたが、今年初め、民主的自由への打撃と広く見られる「外国からの影響」法が可決されたため、加盟を保留し、財政支援を打ち切った。 (日本語翻訳・編集 アフロ)