東欧ジョージアの議会選挙 数万人の有権者が無効化要求
トビリシ、ジョージア、10月29日 (AP) ― 東欧ジョージアの首都トビリシの議会前広場で10月28日夜、週末に投開票が行われた議会選挙は、ロシアの支援による不正選挙だったとして、数万人の市民が集まり、無効化を要求した。 ジョージアと欧州連合の旗を振る市民を前に、サロメ・ズラビシュビリ大統領は「選挙に負けたわけではない」と主張。「彼らは有権者の票を奪い、未来を奪おうとした。誰にもそんな権利はなく、誰にもそんなことをさせない!」と訴えた。 中央選挙管理委員会によれば、ほぼすべての投票が集計された時点で、「ジョージアの夢」は54.8%の票を獲得したという。 米国と欧州連合は、選挙結果を全面的に調査するよう求めている。 人口370万人のジョージアの選挙戦は、票をめぐる激しい争いと中傷キャンペーン疑惑に彩られていた。 欧州のオブザーバーによれば、選挙は「分裂的」な環境の中で行われ、脅迫や票の買収、二重投票、身体的暴力が見られたという。 (日本語翻訳・編集 アフロ)