デビューから43年。松本伊代が「ザ・アイドル」として輝き続ける理由とは?
――キューティー★モリモリの活動も楽しそうですね。 「キューティー★モリモリは、単独の時とは違ってリラックス感もあるし、3人のトークも面白いし、自分の持ち歌以外もたくさん歌うから、同世代の人たちには懐かしく楽しんでいただけるかなと思います。若い方の間でも80年代のポップスが人気のようなので、いろんな世代の方に楽しんでいただけるかなと」 ――伊代さんご自身も、単独の時とは違う楽しみ方をしていらっしゃる感じですか? 「そうですね。本当にユニットを組んだみたいな感じで、他の方のカバーを振り付きで歌ったりするので、ソロとは違う楽しみがあります」 ――今後もライフワークとして続けていかれるのでしょうか。 「いつまで続けられるかは分からないですけど(笑)。続けられるうちはやりたいです」
――今年のコンサートは「東京」がテーマですが、その理由は何ですか? 「元々のきっかけは、春に東京タワーのイメージソング(Night Tempo『Tokyo Love(feat. Iyo Matsumoto)』)の作詞と歌をやらせていただく機会があって、その時に東京について改めて考えてみたんです。私にとって東京は、生まれ育った場所。いろんな思い出があって、いろんな人との出会いがあって…。今回のコンサートでは東京をテーマに、いろいろやってみたいなと思っています」 ――コンサートの開催に合わせて、「東京」のさまざまな場所で写真を撮り下ろしたそうですね。 「思い出深い場所をいくつか訪れて、写真を撮ってきました。子どもの頃によく遊んだ多摩川沿いも、大人になって行ってみたらすごくきれいになっていたりして。そういう発見も楽しかったです」 ――結構様変わりしていた場所もありましたか? 「千駄ヶ谷にあるビクタースタジオは、中身はあまり変わってないけど、街自体がすごく変わりましたよね。国立競技場が新しくなったり、スターバックスができていたり。『わあ、すごい!』『進化している!』って思いました(笑)」 ――特に印象深い場所はどこですか? 「やっぱり地元の蒲田ですかね。多摩川までよく自転車で走ったなぁとか、懐かしい思い出がよみがえってきて。なくなってしまったお店もあるけれど、商店街は変わらず残っていてうれしかった。タイヤ公園(西六郷公園)にも行ってきました」 ――地元以外のスポットでは、どんな場所に行かれたのですか? 「銀座に行きました。初めてお友達と遊び行ったのが銀座なんです。みんなでおそろいの服を着て行って、すごく楽しかったのを覚えています。でも、銀座の街並みは当時とそこまで変わってなかったですね。和光とか、老舗のお店がたくさんありますし」 ――それらの写真は、コンサート会場で見ることができるそうですね。 「はい。会場に飾らせていただく以外にも、フォトブックにして、グッズとしても楽しんでもらえたらいいなと思っています!」