ページを離脱せずに追加情報を即確認--iOS版Googleアプリに新機能
ウェブページで見つけた単語、用語、フレーズについて、もっと知りたいと思ったとする。しかし、ページ自体にはそれを説明する情報がない。どうすればその単語について詳しく知れるだろうか。 ウェブメディア「Search Engine Roundtable」が報告した通り、Androidに加え、iOS版のGoogleアプリでもページ上の特定の単語やフレーズを強調表示する機能が搭載された。強調表示された単語をクリックすると、その項目の詳細が表示される。 Googleのサポートページが説明するように、この機能(当初はページアノテーションと呼ばれていた)は、公的機関、ウェブサイト所有者、その他のソースから事実データをまとめたGoogleのナレッジグラフから、興味深く関連性の高い情報を抽出する。ユーザーが項目をクリックすると、閲覧しているページ上にアプリトレイを重ねて表示し、詳細を示す画面を表示する。 「この新しい体験により、ユーザーは閲覧しているサイトを離れることなく、人や場所、物事に関する追加の情報を素早く取得できる」とGoogle 検索サポートチームのAshwarya氏はサポートページで述べる。「終わったら、アプリトレイをスワイプして閉じ、最初のページに戻ることができる」(同氏) Googleアプリでは、ウェブページ上の単語や用語について詳しく知る方法はほかにもある。フレーズを選択してから検索アイコンをタップすると、そのフレーズでウェブ検索を実行できる。Googleは、コンテンツに関連する既存のウェブページにリンクとアンカーを配置する「広告インテント」と呼ばれる機能も提供している。ただし、ページアノテーションは、強調表示されたトピックについて詳しく知るためのよりシンプルかつ迅速な方法である。 この機能は、多くのウェブサイトユーザーにとって魅力的であるはずだ。しかし、ウェブサイトの所有者にとっては、それほど魅力的ではないかもしれない。基本的に現在のサイトからGoogleの検索ページに訪問者を移動させるため、訪問者は元のサイトに戻らないかもしれないとSearch Engine Roundtableは説明する。ただし、ポップアップを閉じると簡単に元のページに戻れるため、Roundtableの意見は行き過ぎであると筆者は思う。 この機能に抵抗があるウェブサイトの所有者や発行者は、このフォームに記入・送信することでオプトアウトできる。オプトアウトフォームをGoogleに送信後、サイトで機能が無効になるまで最長30日間かかる。 この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。