「死」は意外と身近にある。大切な人と死別したとき、私たちが「学ぶこと」
西田敏行さん、タレントのピーコさん……立て続けに有名人の訃報が続いています。 大切な人、存在とのお別れは、心が張り裂けそうになるほどの苦しみを味わうもの。そんな大切な人と死別したときにこそ、私たちは「死を身近に感じ、学ぶこと」はたくさんあります。それは何でしょうか。 大切な人との死別は「人生最大の悲しみ」
死んだらどうなるのか分からない
「死」に関する認識は、人それぞれの持つ「死生観」によっても変わってきます。 よく輪廻転生といって、「私たちは何度も死を経験しては、生まれ変わっている」と言われますが、生まれる前のことを覚えていない大半の人にとっては、死んだらどうなるのか分かりません。だから、死に対して恐怖心を抱くものです。 ただ、これはもう答えは分からないのであれば、ものは考えよう。死は、「この世界での経験の卒業」だと捉えて、その先には「もっと幸せな世界がある」と考えてもいいのかもしれません。実際に、そういったことをおっしゃる人もいますしね。 亡くなられた方が最期に苦しんでしまったとき、残された人たちはいたたまれない気持ちになるもの。場合によっては、「もっとできることはなかったのだろうか」と自己を責めてしまうこともあるでしょう。 でも、意外と亡くなったら肉体から解放されるので、魂になった故人は、意外と身軽な状態で快適に過ごしている可能性だってあり得ます。 だから、残された人たちは、あまり自分を追い詰めないことは大切です。 ちなみに、死後に素敵な世界が待っているのであれば、「今すぐに行きたい!」と思う人もいるかもしれません。でも、途中で退学(自殺)をしたら、「正式な卒業ではない」ということになってしまう恐れもあります。 途中でリタイアした場合は、“追試”のように、「同じ試練を乗り越えるまで何度も生まれ変わる」なんて地獄が待っていることも!(※実際は分かりませんが)。 二度と同じ経験をしたくなければ、今世でがんばって乗り越えたほうがいいでしょうね。