【日本市況】株急上昇3万7000円台、米大幅利下げ継続観測後退で円安
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の鶴田啓介シニア債券ストラテジストは、FOMC後の米金利上昇を受けて「国内でも大幅利下げを警戒して超長期中心に買われていた流れが逆回転している」と説明。その上で円安進行により「円高で期待インフレの低下が債券のサポート材料になっていた反動が出やすい」と指摘した。
三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは、午後に超長期債が一段安となったことについて「新しい情報はないものの、超長期債はスワップ対比で割高になっていたため、FOMC後の金利上昇が修正のきっかけになったのではないか」と指摘した。流動性供給入札については、「強弱が入り交じったが極端なものではなく無難な結果だった」と評価した。
新発国債利回り(午後3時時点)
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Masahiro Hidaka, Aya Wagatsuma, Daisuke Sakai