築地で昼飲みするならここ! 小宮山雄飛が通う、絶品魚料理の老舗「多け乃」
インパクトのあるビジュが圧巻! 3人くらいで食べたい豪華な煮付け
皿からはみ出すほどのボリュームを誇る、名物の煮付けを目当てに通う客も多い。この日の金目鯛は、千葉県産。たしかなクオリティの魚のみを仕入れるからこそできる、ブレない大きさと、よく染み込んだ深い味わいが人気の理由。「キンキ」8,000円、「のどぐろ」8,500円と、さらに上をいく煮付けもそろう。食べやすいサイズのお得な定食や、ランチサイズも狙い目だ。
名物の煮魚は、ド迫力のボリュームが魅力。濃いめの味付けの金目鯛を少しずつほぐしてちみちみ食べながら、ウーロンハイを飲む無限ループが、小宮山さんのお気に入りだ。
「アイドリングタイムがない通し営業なので、ふらっと通えるから、またすぐに来たくなってしまう一軒です。時季によって、異なる旬の魚料理が食べられるから、食べたお気に入りが次回にはなかったりするのも楽しい。『子持ちやりいか煮』『あじたたき納豆入り』など、お酒に合うそそるメニューばかり。友達と来てもいいし、飲みに行く前の0次会にもアリ。一人で1、2杯だけサクッともウェルカムな感じもいいんですよね。築地市場は昼過ぎると、早くも店じまいしているので、ちょっとほろ酔いで銀座まで歩いて、ショッピングしたりして、酔い覚まししてから、電車に乗って帰るのもいいコースです」
多け乃
住所: 東京都中央区築地6-21-2 TEL: 03-3541-8698
もうちょい飲みたい!2軒目に行く【編集部おすすめの店】築地さらしなの里
1軒目の余韻を抱えつつ、本格的な石臼びき手打ちそばを求めて「築地さらしなの里」へ。こちらは創業1899年の老舗で、季節によって、店主自ら産地の在来種そばを厳選し、石臼で自家製粉している。800円からと値打ち感が高い、手打ちそばやさらしなそばをはじめ、小せいろ三色そば(1,300円)、丹波黒豆納豆そば(1,500円)など、目を引くメニューもそろう。
だし巻き卵、そばがき、季節野菜のぬたや、天ぷらなど、市場から直送される新鮮な食材を使った、酒のアテになる一品料理が多いのが魅力。銘酒がすすむこと必至だ。年中無休、休憩時間なし!という、いつでも立ち寄れるフレキシブルさは、はしご酒派にはありがたい限り。2、3軒目はもちろん、メインとしても覚えておきたい一軒。