2024年は夫婦でハワイに行くと「60万円」かかる!? 5年前は「30万円」ほどでしたが、食材を持ち込んで「自炊」すれば節約できるでしょうか? 円安でかなり高くなってますよね?
記録的な円安が続き、インターネットやSNSでも連日のように「海外旅行の費用が高すぎる」など悲鳴があがっています。 本記事では、夫婦2人でハワイに行くケースを想定し、同じような内容で「3泊5日で旅行をする」場合、円安の影響で旅行費用は高くなるのか解説します。 ※記事内で紹介している相場や旅行ツアー内容は執筆時点のものであり、今後変わることもあります。旅行商品の販売終了や大幅な価格変動が発生する可能性もあるのでご注意ください。 ▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認
5年前とドル円相場はどのくらい違う?
海外旅行費用を比較する際に挙げられる指標の1つは「為替レート」です。さまざまな通貨の中でも特に米国ドルと日本円のペアである「ドル円相場」はテレビやインターネットニュースなどで取り上げられることも少なくありません。 ニュース番組の後半で「昨日に比べて円安・ドル高(円高・ドル安)になった」などと為替と株の値動きが紹介される場面を見たことがある人も多いのではないでしょうか。 例えば、1ドル100円から200円になると円安、50円になると円高です。では、現在と5年前を比較してドル円相場の終値はどのくらい違うのでしょうか。 ・2019年:108.26 ・2024年:152.98 ヤフーファイナンスが提供する為替レートで、2019年5月1日と2024年5月1日の内容を比べてみるとこのようになっており、わずか5年で40円近く「円安」になっていることが分かります。 一時は160円を超えて大きな話題になりました。実際相場は1日単位でも常に変動していますが、今回は「5年前の相場」は「108円」で「現在の相場」は「152円」とします。
夫婦2人で行くと60万円以上かかる?
旅行は個人で飛行機やホテルなどを予約するパターンもありますが、今回は旅行会社が提供する「5日間のツアー」を利用して東京からホノルルへ行くと仮定します。 大手旅行会社JTBが提供している「ホノルル5日間フリープラン」を選択すると燃油や空港諸税等込みで1人約29万円(2人で58万円)です。人気ホテルの1つである「シェラトンワイキキビーチリゾート」に3泊して、空港送迎付きなので移動も便利です。 出発時期やホテルの種類やグレード、フライト時間や内容、食事条件の有無などによって旅行代金は大きく変化します。 同じくJTBの「ホノルル5日間エコノミーパッケージ」は燃油や空港諸税等込みで1人約16万円(2人で32万円)で食事も朝3回含まれており、先ほどのフリープランに比べると格安です。ただしホテルの部屋が指定できないなどの制約が発生することもあるので要注意です。 個人で全て手配する場合は為替レートの影響を感じやすいかもしれませんが、ツアー料金の場合は「円安だから価格が高い」とは限りません。「5年前はいまほど高くなかった」といった声を聞くこともありますが、ツアー料金は為替相場だけでなく旅行会社の人件費や経営状況などさまざまな要因によって変化します。 円安だからツアー料金も高い、逆に円高だからお得とは一概にいえないので要注意です。できる限り旅行費用を抑えたい場合は「オフシーズン」を狙うのも1つの方法です。