平田憲聖は記録的Vに「身が引き締まる」 ツアー史上初の月間4勝チャレンジへ
◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 最終日(22日)◇有馬ロイヤルGC ロイヤルコース(兵庫)◇7100yd(パー72)◇雨(観衆2242人) 【画像】石川遼も平田憲聖を祝福 平田憲聖が2打差2位から逆転で記録ずくめの優勝を飾った。通算25アンダーは、2022年大会(兵庫・小野東洋GC)で当時アマチュアの蝉川泰果がマークした22アンダーを更新する大会レコード。トータル「263」も21年大会(兵庫・東広野GC)優勝の武藤俊憲と並ぶ大会記録で、72ホールの自己最少ストロークとなった。 22年の比嘉一貴以来となる年間4勝。20代での達成は11人目で、平田の23歳301日は石川遼(18歳17日)、松山英樹(21歳279日)に次ぐ3番目の年少記録だった。 「そんな方々の次に名前を残せたのはすごくうれしい。より身が引き締まる思いですし、ここからさらに頑張りたい」。優勝を決めた18番のグリーンサイドでは、その石川もウォーターシャワーの祝福に加わっていた。「僕はホントに“遼さん世代”で、その活躍を(テレビなどで)見てきた。(7月)セガサミーの時もしてもらったけど、何回祝福してもらっても感慨深い」と喜びがにじんだ。 獲得賞金は自身初の1億円を突破し、年間レースでトップを快走。今週26日開幕の「バンテリン東海クラシック」(愛知・三好CC西コース)では前人未到の記録も懸かる。「フジサンケイクラシック」、韓国開催の「シンハンドンヘ オープン」を含めて9月だけで3勝。月間3勝は2001年10月の伊澤利光以来23年ぶり5人目(6例目)だった。前年23位フィニッシュの三好で史上初の月間4勝に挑む。(神戸市北区/亀山泰宏)