ラヴェルは府中牝馬ＳとオクトーバーＳの両にらみ

［ＧⅡ府中牝馬ステークス＝２０２４年１０月１４日（月曜）３歳上・牝、東京競馬場・芝１８００メートル］ 「東京はまた走りたいと思っていた」ラヴェルが重賞勝ちの舞台で再び能力発揮へ 　ラヴェル（牝４・矢作）は８日の時点で１４日のＧⅡ府中牝馬Ｓ（東京芝１８００メートル）か１３日のリステッド・オクトーバーＳ（同芝２０００メートル）の両にらみ。１日しか違わないとはいえ、どちらでも使えるよう調整されてきた。 　福岡助手は前走のマーメイドＳ（５着）を「折り合い面にだいぶ進境が見られ、４コーナーでも脚がたまっていて手応えは良かったです。ただ、やはりまだ少しだけ力みながら走っているところはありましたね。そのぶん、直線で甘くなったと（坂井）ジョッキーも言っていました」と振り返る。中間については「背が大きくなり、体にも厚みが出て成長を感じます。一生懸命になりすぎるところがありましたが、レースを重ねるごとに、こちらの言うことも聞いてくれるようになりました。クロス鼻革にも効果を感じています」と馬具の工夫をしていることも明かす。 　どちらを使うにしても舞台は東京。「賞金の関係でなかなか使いたいところに使えませんでしたが、東京はまた走りたいと思っていた舞台。本当に能力はある子ですから…ＧⅢを１つ勝ったままにしておきたくない。結果を出したいです」とアルテミスＳを勝ち、オークスでも４着に食い込んだ東京での能力発揮を切望していた。