博多ラーメンの寵児「博多一双」 地元福岡で人気爆発の"豚骨カプチーノ"とは
客がSNSで名付けた「豚骨カプチーノ」
博多一双の代名詞「豚骨カプチーノ」という言葉は、どんぶり一面に浮かぶ泡(脂泡)を表現して、開業から1年が過ぎたころ、お客様がSNSで名付けたのが始まりです。 この泡はブレンダー等で意図的に作り出したものではなく、スープを炊くときに空気と脂が混ざり合い、自然に出来たものです。泡のマイルドさと豚骨が持つ力強さが同居した、極上のスープが完成するのです。 兄・晶仁さん曰く「私が修業時代、この泡はアクだから捨てなさいと教わりましたが、私は泡が立っている時が一番美味しいと思っていたので、独立後はこの泡が出ている状態のスープでラーメンを出したいと思っておりました。"豚骨カプチーノ"という言葉は後からお客さんにつけていただいた言葉であり、決して最初から戦略的に泡を出しているわけではなく、あくまでもこの状態が美味しいから泡を出しているのです」とのこと。 ■スープ スープは国産豚の骨だけを使い、店主の考える黄金比によって豚の頭骨、背骨、げんこつをしっかりと下処理し、高い火力で骨がホロホロになるまで3つの寸胴を使って長時間炊き上げます。 骨の髄からうま味を最大限に引き出されたとんこつスープに浮かぶ泡は濃厚な手作りとんこつスープの証で、「豚骨カプチーノ」と呼ばれる極上のスープなのです。 ■麺 替え玉率8割の麺は、しなやかであり触感が心地いい歯切れの良さが特徴。形状を平打ちにする事により、濃厚な豚骨スープを持ち上げ、ぷつっと歯切れの良い触感が生まれます。 ■具材 チャーシューは、店主が吟味した安心安全な豚肉を使用。ラーメンダレでラーメンの味を邪魔しないシンプルな味付けをしているため、スープになじみ易く肉の味を楽しめます。 その他の具材は、きくらげ、青ネギとシンプルな構成。
福岡のラーメン史に名を刻む歴代の銘店
新横浜ラーメン博物館ではこれまで福岡のラーメンの歴史でエポックメイキングとなったお店を誘致・ご出店いただきました。 今回ご出店いただく「博多一双」さんで福岡の店舗としては7店舗目です。 【ラー博歴代福岡のラーメン店】 ●博多「一風堂」 ラー博出店:1994.3.6~2001.6.3 ●久留米「魁龍博多本店」 ラー博出店:2001.7.11~2004.8.31 ●博多「ふくちゃんラーメン」 ラー博出店:2004.8.3~2009.11.24 ●久留米「大砲ラーメン」 ラー博出店:2009.12.19~2013.1.14 ●博多・長浜「名島亭」 ラー博出店:2015.2.18~2017.2.26 ●博多・薬院「八ちゃんラーメン」 ラー博出店:2019.3.6~2022.10.30 先に述べましたように、福岡は今、非とんこつ系が注目を浴びています。しかしながら私たちが30年間伝えてきたことは、日本の素晴らしい食文化である「ご当地ラーメン」の紹介であり、今回は博多ラーメン(ご当地ラーメン)のこれからを担うお店として「博多一双」さんを誘致・ご紹介します。 現在の「博多一双」さんは、百道(ももち、福岡市早良区の地名)時代の「ふくちゃんラーメン」や、1994年当時の「一風堂」といった、これまで博多ラーメンの歴史を作ってきた人たちと同じく、とんこつラーメンという土壌で新たな道を切り開くお店だと私たちは考えます。是非皆様の舌で歴史と共に味わってください。 【博多一双博多駅東本店】 住所:福岡市博多区博多駅東3 – 1 – 6 電話:092 – 472 – 7739 営業:11時~24時(※スープ売り切れ次第終了) 定休:不定休 URL:http://www.hakata-issou.com/
『新横浜ラーメン博物館』の情報
住所:横浜市港北区新横浜2-14-21 交通:JR東海道新幹線・JR横浜線の新横浜駅から徒歩5分、横浜市営地下鉄の新横浜駅8番出口から徒歩1分 営業時間:平日11時~21時、土日祝10時半~21時 休館日:年末年始(12月31日、1月1日) 入場料:当日入場券大人450円、小・中・高校生・シニア(65歳以上)100円、小学生未満は無料 ※障害者手帳をお持ちの方と、同数の付き添いの方は無料 入場フリーパス「6ヶ月パス」500円、「年間パス」800円 ※協力:新横浜ラーメン博物館 https://www.raumen.co.jp/