J1名古屋・稲垣祥、母校・帝京高は「シンプルに強い」高校選手権勝利に「いい刺激をもらった」
名古屋グランパスのMF稲垣祥(33)が5日、自身の主宰する小学生向けのサッカー教室を、地元・東京都練馬区の練馬総合運動場公園で開いた。6日のチーム始動を控え、刺激を受けたオフを振り返るとともに、今季への意気込みを語った。 実質3週間ほどと短いオフは、充実した時間となった。母校の帝京高が、自身が出場した2009年度大会以来15年ぶりに高校選手権に出場。観戦した開幕戦で、強豪の京都橘に2―1で勝利した。 「びっくりするぐらいシンプルに強いし、個の能力がある選手も何人もいた。いい刺激をもらったのもあるし、高校も顔を出せれば出したいなって改めて思った」。さらに、ニュージーランドに家族で渡り、グランパスで2年半チームメートだったMF長沢和輝と再会。最終日は子どもたちへ指導と「もう、濃密な、濃密なオフでしたね」と白い歯がこぼれた。 12月25日に33歳となり、ベテランの域に入った。「やっぱり年を取ってきてるし、体も変わってきているのは間違いない。体の変化にしっかり適応しながら、体作りをしていきたい」と春季キャンプを見据えた。
中日スポーツ