「子供のやりたいことをサポートするスタンスでいれば自身も気が楽になるはず」|石井美保の美になる話。
子供とのちょうどいい距離感って?
子供との距離感のバグは所有物と勘違いしているがゆえ 恋人のようにべったり、過保護・過干渉、子供の方が偉そう…といった親子の距離感のおかしさは、親が子を所有物だと思っているのが原因。確かに子をもつということは、人生における一大事。その後の人生のすべてに関わることです。だからつい自分の人生と子の人生を混同しがち。 【写真3枚】この記事で紹介した、石井美保さんおすすめのご自愛におすすめのコスメはこちらからチェック! 私が娘によく言い聞かせてきたのが「あなたはママから生まれてきたけれど、ママとあなたは別々の人間で、どちらの所有物でもない」ということ。ドライに聞こえるかもしれませんが、人と人として良い関係性が築けていると思います。娘はもう社会人ですが、子供の頃から自立していて、親子だからというより、お互いがお互いを好きだから支え合い尊重し合う、そんな関係性です。だから例えば「なんでママの言うことを聞けないの?」みたいなことは一度も言ったことがなく、「あなたはどうしたいの?」と聞くようにしていました。もちろん子供は守るべきかけがえのない存在ですが、小さい頃からひとりの大人と接する感覚でいる方が、周りを見ても、良い関係を築けている気がします。 まじめな人程、完璧に育てねば! と一生懸命勉強や習い事をさせますが、子供のためと思いきや、それは親のエゴや見栄。私も子供の頃、「なぜ勉強するか」の理由がわからず、ただ「親のため」「怒られないため」にやっていた気がします。そうではなく「やらなくてもママは困らないし怒らない」けれど「あなた自身の将来のため」と納得させた上で、やりたいことをサポートするスタンスでいれば、自立心も育ちますし、自身も気が楽になるはずですよ。
Q.30代後半からの子育てって、すごく大変そう。まだ子供のいない私はただひたすら怖がっている感じがします。主人も同じく! どのようにしてわんぱくでやんちゃな子供たちの体力と付き合っていけば 良いのでしょうか。 (会社員・36歳)
A.想像以上に大変。体力的には早めがおすすめ 私が娘を出産したのは25歳ですが、それでも体力的にキツかったです。もちろん個人差はありますが、寝られない日々が続いて、それでも仕事もしなければならない…。働きながら子育てするママたちを本当に尊敬します。怯えているうちにまた年を重ねて体力的にしんどくなるので「いずれ…」と思っているなら早めが良いと思いますよ。