星野陸也が悲願の米ツアー出場権を獲得「ゴルフを始めた時から目指してきた舞台」
28歳の星野陸也がDPワールド(欧州)ツアーの2年目をポイントランキング16位で締めくくった。この成績により、有資格者を除く上位10人に与えられる来季の米国男子ツアー出場権を手にした。「(PGAツアーは)ゴルフを始めた時から目指してきた舞台。その舞台で戦えることが楽しみです」と目を輝かせた。 マキロイがブチギレ?【写真】 2024年シーズンは、昨年11月のオーストラリアから始まった。開幕戦の「フォーティネット・オーストラリアPGA選手権」で2位に入ると、続く「ISPS HANDAオーストラリアオープン」ではホアキン・ニーマン(チリ)とのプレーオフに敗れたものの、2大会連続で2位に入る好スタートを切った。 年明け以降も勢いは止まらなかった。迎えた2月の「コマーシャルバンク・カタールマスターズ」。3日目に首位タイに浮上した星野は、最終日にも「68」をマークした。後続に1打差をつけて、欧州ツアー初優勝。「最後のパーパットは、心臓の音が聞こえるぐらい緊張した」。“ドーハの歓喜”だった。 しかし、4月中旬に肺の痛みと呼吸困難を伴う「気胸」を発症。6月の「全米オープン」まで休養を余儀なくされた。その後、ツアー2勝目を挙げることはできなかったが、トップ10入りは4回。“憧れの舞台”である米ツアーの切符を手にした。 2025年は、アメリカの地でルーキーシーズンを迎える。「優勝ができたらいいなとは思いますが、PGAツアーでしっかりシードを獲って、次の年につなげられるようにしたい」。来季は松山英樹、久常涼に加えて、星野と下部ツアーから昇格する大西魁斗が参戦。“世界最高峰の舞台”からますます目が離せない。