吉本興業が会見 宮迫さんらの主張受け(全文2)2人の処分を撤回
反社会的勢力との関係をめぐり、お笑い芸人の宮迫博之さんと田村亮さんが謝罪会見を行ったのを受け、吉本興業は22日午後から記者会見を開いた。 【動画】吉本興業の岡本昭彦社長が会見 宮迫さんらの主張を受け(2019年7月22日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「吉本興業の岡本昭彦社長が会見 宮迫さんらの主張を受け(2019年7月22日)」に対応しております。 ◇ ◇
2人は引退を覚悟していると言っていた
小林:先ほども説明してきたとおり、寄付の在り方、あるいは修正申告、後輩たちと一緒にどのような形で社会貢献をしていくかと、そういった、まずはそこから考えていかないといけないのではないかといった話をして、会見については会社に一任してくださいという話をさせていただきました。そして翌日の7月7日についても引き続き弊社、藤原から宮迫さんに対しては同様の話をし、寄付だとか修正申告などをまず整理していきましょうという話をさせていただきました。ただ、7月8日にもあらためて面談をする機会がございました。弊社の藤原、顧問弁護士、私と、宮迫さんと亮さんと面談をさせていただきましたが、やはりお2人としては早期に会見を実施したいと。そして2人は引退を覚悟しているといったお話も承りました。 ただ、その後、そこには彼らの後輩芸人も来ていたのですが、HGさんだとか福島さんも交えて各自の意見交換をしたところ、宮迫さん、お2人についての引退はせずに弊社、吉本興業で謝罪会見を取り仕切って実施しましょうということで方針が決まりました。日時については来週中をめどにして、しっかりと準備をしていきましょうということを確認しました。 翌9日ですが、お2人に弁護士が就任されました。亮さんから弊社のマネジャーへ電話があり、今後の会見の準備に当たって、準備段階から個人でお願いした弁護士先生を入れたいと、参加させたいというお話を受けました。その意味ですが会社の弁護士、社員というものはどうしても会社を守る立場になってしまうと、タレントを最優先する立場にはなってくれないと。だから会見実施の判断も遅くなってしまうし、ちょっと納税だとか、申告の指示についても遅れてしまうんだ、そういったお考えをちょっと強い口調で説明されました。 この弁護士先生が就かれて以降、2人との連絡については弁護士を通じての連絡という態勢となってしまいました。 そして7月11日、その先方弁護士2名、宮迫さん、亮さん、弊社顧問弁護士と私とで面談をいたしました。そこであらためて会見の早期実施について要望を受けました。会見実施については、これまでも当社からいろいろなことを整理して一任していただくという考えは伝えてきたつもりではあったのですが、お2人の考えとしては、なぜ会見をやらせてくれないんだと、寄付も含めて全部、会社が止めてるんだからなといったことをお伝えされました。