【65歳で引退はぜいたく?】65歳以上の就業者が過去最多914万人 : 働く人の7人に1人は高齢者!?
「還暦を迎えると退職して、悠々自適の生活を送れる時代があったらしい」と、昭和を語る日がやってくるのだろう。今や、60-64歳の就業率は74%。 総務省の集計で、2024年9月15日時点の、65歳以上の高齢者の推計人口は前年より2万人増の3625万人で過去最多となった。総人口に占める割合も0.2ポイント増の29.3%で過去最高だった。
高齢者人口の増加に伴い、働く高齢者も増えている。2023年の65歳以上の就業者数は914万人で、20年連続で増加し過去最多。産業別では、「卸売業・小売業」が132万人で最も多く、「医療・福祉」107万人、「サービス業」104万人と続いた。「医療・福祉」は10年前と比べて、2.4倍に急拡大しており、特に、介護分野で働く人が増えている。15歳以上の就業者全体に占める65歳以上の割合は13.5%で、働く人の7人に1人は高齢者ということになる。
65歳以上人口に占める就業者の割合は前年と同じ25.2%で、高齢者の4人に1人が働いていることになる。年齢階級別では、65-69歳は52.0%、70-74歳は34.0%、75歳以上は11.4%といずれも過去最高となった。
65歳以上人口に占める就業者の割合は前年と同じ25.2%で、高齢者の4人に1人が働いていることになる。