【速報】2025年新型Z900は最新のメタル“凄み”デザインを獲得! 新採用のクルコンやシフターはZ900RSにも搭載か?
シートレールの形状変更で快適性と足着き性を両立
軽量な鋼管トレリスフレームは従来型をベースに、シートレールの形状を変更した。これによりフロントシートがフラット化。より厚みのあるウレタンを採用して快適性を向上しながら、足着き性も両立したという。なお、純正オプションとして、830 mm の ERGO-FITハイシートと810 mmのERGO-FITローシートも用意される。
足まわりはラジアルキャリパーを獲得、サス設定も見直した
従来型のフロントブレーキキャリパーは、一般的なアキシャルマウントだったが、新型ではラジアルマウントに変更。キャリパーはニッシン製の対向4ポットとしている。 φ41mm倒立フォークとカワサキお得意のホリゾンタルバックリンク式リヤサスを踏襲するが、前後サスセッティングを見直し、前輪荷重をアップ。より安心してスポーツライディングを楽しめる設定になった。標準タイヤは、最新のダンロップスポーツマックスQ5Aを採用。オールラウンドなハイグリップタイヤだ。
メーターは5インチに拡大、同社初のナビも導入した
メーターは新作の5インチTFTカラー液晶を採用。カワサキで初めてターンバイターン式のナビを表示するほか、アプリの「Rideology The App Motorcycle」を使えば音声コマンドで各種機能をコントロール可能になった。なおSEグレードには、USB Type-Cソケットも標準装備される。
日本仕様の価格はSTD130万円台、SEは140万円台か?
日本仕様のアナウンスはまだないが、導入は確実だろう。価格に関しては、北米仕様のSTDが9999~1万299ドル、SEが1万1849ドルと発表された。 なお、北米ではZ900RSが1万2649ドルで販売され、日本では148万5000円の価格となっている。この価格比率をあてはめると、新型Z900は日本で130万円台、SEは140万円台の価格になるか? 現行Z900は127万6000円とコスパ優秀だけに、価格面も期待したい。 そして国内でベストセラーを続けるZ900RSの今後も気になるところ。Z900の並列4気筒はRSのベースになっており、新型Z900と同様の変更を受ける可能性がある。となれば、Z900RSにもクルコンやクイックシフターが標準になる? こちらの動向も含め、続報を待ちたい。 ※2024/10/31 カワサキモータースジャパンから、正式に新型Z900を「日本導入の準備中」とのアナウンスが発表された。価格、発売時期は未発表だが、まずは国内導入が確実となったことを喜びたい。また、アナウンスで公開された写真は「SE」仕様のみ。こちらが導入される可能性が高いといえるだろう。
Z900/SE[2025 欧州仕様]主要諸元
・全長×全幅×全高:2065×830×1075/1110mm ・ホイールベース:1450mm ・シート高:830mm ・車重:213/214kg ・エンジン:水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ948cc ・最高出力:123PS/9500rpm ・最大トルク:9.9kg-m/7700rpm ・燃料タンク容量:17L ・変速機:6段リターン ・ブレーキ:F=Wディスク R=ディスク ・タイヤ:F=120/70ZR17 R=180/55ZR17
沼尾宏明