「『おめでとう』って言ってもらえなかった」出産報告したママの悲しみが出発点 リポストで広がる支援
「温かいまなざしにつながる」
今年で5回目となるキャンペーンは、毎年11月17日の「世界早産児デー」の前後に行われてきました。 2020年のRP(当時はリツイート)数は1万件に届きませんでしたが、2021年は3万件を超え、その後も1万件以上拡散されてきました。2023年は7.4万件と過去最高のRP数で、今年はさらに上回っています。 日本母乳バンク協会の代表理事で小児科医の水野克己さんは、「世界早産児デーに合わせた貴重な取り組みです。早く小さく生まれた赤ちゃんへの温かいまなざしにつながると思います」と話します。 「母乳バンクを利用する赤ちゃんは、早産や極低出生体重児が大多数です。小さく生まれた赤ちゃんが元気に育ち、ご家族が負担を感じることなくお子さんの成長を祝っていける社会になってほしいと思っています」 P&Gの担当者は、「今後も同様のキャンペーンを通じて、NICUに入院している赤ちゃんとそのご家族のみなさんが快適な時間を過ごすための支援の輪を広げる活動を続けていきたい」と考えているそうです。 「引き続き、生まれてくる全ての赤ちゃんの明るく健やかな成長を応援するとともに、多様な子育てや家族のありかたを認め合える社会の実現を目指し、さまざまな取り組みを進めていきます」 キャンペーンは11月17日まで。日本母乳バンク協会に届けられた寄附金は、ドナーミルクの容器の購入などに使われるそうです。
低出生体重児に関する情報・サポートがあります
◆「低出生体重児 保健指導マニュアル」(厚生労働省・小さく産まれた赤ちゃんへの保健指導のあり方に関する調査 研究会) https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000592914.pdf ◆早産児育児ポータルサイト「Small Baby」 https://www.small-baby.jp/ ◆「はじめてのNICU」 https://www.nicu.jp/ ◆日本NICU家族会機構(JOIN) https://www.join.or.jp/ ◆母子手帳サブブック「リトルベビーハンドブック」に関して NPO法人HANDS https://www.hands.or.jp/activity/littlebabyhandbook/